感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猪狩 紀恵
5
こどもの気持ちを持ったまま大人になって、ちゃんと表現できているなぁ。どの話も泣けて来た。かけがえのない人や物や動物に囲まれて生きている、ワタシタチ、、、2024/04/21
tosibo114
0
表題作「悪い子」は決して一面的でない子どもの心の内面をたどって描く。しかし「悪い」行いの裏側にある真実の裏付けにたどり着いたとき、それは子どもだけの問題ではなく大人を含めた人の生きざまの問題だと気付く。このことを描く樹村先生に脱帽。「晴れの日・・」も主人公は子どもながら人の心のひだを丁寧に描いて心に残る。「犬・けん・ケン・・」は一番気楽に読めるが、「神さま」のエピソードのインパクトが強烈。2022/11/24