宮崎駿の原点―母と子の物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267016530
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

内容説明

初めて明かされた子供時代のエピソード。作品の底に隠された母への想い。ファン必読のノンフィクション。

目次

第1章 「助けてあげて!」―幼き宮崎駿の心の叫び(誕生;心に深く刻まれた空襲体験 ほか)
第2章 母の病と宮崎一家(母の病と『トトロ』;飛行機の絵 ほか)
第3章 「殺される子供たちの側に立とう」―アニメへの決意(『白蛇伝』のヒロインに恋した;手塚治虫との訣別 ほか)
第4章 呪縛からの解放(母との大激論;演出を変えた新人 ほか)
第5章 「母なるもの」と「救済」(『風の谷のナウシカ』の衝撃;母の死と「救済」 ほか)

著者等紹介

大泉実成[オオイズミミツナリ]
ノンフィクションライター。1961年生まれ。中央大学大学院文学研究科哲学専攻修了。夢や深層心理、少数民族、人物ルポなど幅広いテーマで執筆活動を続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイアイ

18
軍需産業をしてた伯父が社長であった為に父方の親戚に戦争に行った人間がいない裕福な家庭。トトロのメイが実はトウモロコシを抱えて寝ているシーンはちゃんと見てみよう。絵がずば抜けて上手かったのに高校時代は周囲からけなされ、手塚治虫に似る自分の絵柄から脱する為に、タンスの引き出しの落書きを全部捨て一から基礎的な勉強をしたり並はずれた努力家。家族の存在がジブリ登場人物のルーツなんだと分かる。 「傷は癒えない、耐えれるだけであって」が特に印象的。駿氏の幼年~青年期、ナウシカ作品について特に重点が置かれている。▽図書館2016/07/23

brzbb

1
兄・新氏へのインタビューや弟・至朗氏の文章、本人の既存のインタビューや文章から構成された短めの評伝。『君たちはどう生きるか』の疎開先のお屋敷は、幼少時に住んでいた宇都宮の豪邸(新氏いわく「凄い家」)と空襲で避難した別荘が合わさったものなのかな、とか、空襲で避難する時に近所の女の子を見捨てることになったエピソードとか、サン=テグジュペリ「人間の土地」を引用して、天才になる可能性があるのにスポイルされる運命にあるこどもたちにこそアニメを作るという決意などが印象に残った。2023/08/13

まーちん

0
幼い頃の出来事を兄の新さんから聞いたエピソードや宮崎駿氏の過去のインタビューから原点を探ったもの。もっと現実的な調査がされてるのかと思ってた。2013/03/15

こう

0
監督、宮崎駿を理解するのに役立つ(かもしれない)本。これを読んだ後に宮崎作品を見ると監督の言いたいことも伝わってくる。2012/08/28

seichan

0
ちょっと検索に引っかかり、好きなライターだったので、読んだ。宮崎駿の生い立ちについて書いてある。自然があふれていたり、メカがあふれていたり。宮崎駿の母親の人物像が、なかなか魅力的。2012/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/183340
  • ご注意事項