内容説明
たいくつでたまらないヒツジ番の男の子は、ふといたずらを思いつきました。「たすけてオオカミがきた。たすけて」。村の人たちが家の中からとびだしてきました。「どこだ、どこだよオオカミは」。男の子はおなかをかかえて笑いました。でも、調子にのってくり返していると…。
著者等紹介
蜂飼耳[ハチカイミミ]
1974年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社/第5回中原中也賞)『食うものは食われる夜』(思潮社/第56回芸術選奨文部科学大臣新人賞)など、他に童話やエッセイ集もある
ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年、東京都生まれ。出版社に勤務後、ヨーロッパ・アメリカで遊学、フランス・シェルブール美術学校在籍。ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールで銀賞受賞。『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞、『真幸くあらば』(講談社)で講談社出版文化賞さし絵賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞を受賞する。絵本、さし絵、装丁デザインなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しぃ
28
たまにはこんな有名なやつも読もう。2歳長男と小1次女に読み聞かせ。どちらも真剣に聞いてました。語り継がれる話には力があるんだなあと思わされます。2020/08/01
たまきら
27
オチをしっているのにやっぱりおかしい。だからこのお話は長いこと親しまれているんでしょうね。娘も手にして「馬鹿だよね~」と大笑い。そういえば少年も食べられてしまうパターンがあった気がします。2020/09/17
こふみ
24
ウソつくとだ~れも信じてくれなくなっちゃうよ!で有名なお話。こういうお話も学期に1冊くらいは読み聞かせのラインナップに入れたいなぁ。2021/08/30
ほんわか・かめ
20
2年生に読み聞かせ。このエピソードを知っているのは1/3くらい?少年のイタズラ顔がいい感じに効いている。全てを失って気づいても遅い。本書は羊はオオカミに食べられたり逃げたりして散り散りになった、とある。他の本では少年も食べられてしまってたっけ。〈2009/岩崎書店〉2023/09/27
鈴
20
最近ちょくちょく嘘をつき「嘘ついたらダメ」と言っても「なんで嘘ついたらダメと?」と言う息子。そこでこの絵本の出番だと思い図書館借り。「おおかみが来たー!」と嘘をついて舌を出す少年に、息子も笑っていたが、ラストの展開に あいた口塞がらず…状態になっていた。(笑)2011/06/10