出版社内容情報
雑木林の落葉や、動物の死骸、糞などを、土にかえていく生きものたちのはたらきを、精密なイラストとリズミカルな文章で興味深く紹介。
内容説明
雑木林を歩いたことがありますか?ふんわりつもった落ち葉の上を。トビムシ、ミミズ、ダンゴムシ、カブトムシにササラダニ…。いろんな生きものたちがかかわりあって、落ち葉を土にかえていきます。
著者等紹介
谷本雄治[タニモトユウジ]
1953年、名古屋市で生まれる。「プチ生物研究家」として身近な生きものを観察・飼育し、その成果を主に児童向けに発表している
盛口満[モリグチミツル]
1962年、千葉県で生まれる。沖縄在住。フリースクール講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
14
雑木林の草木が元気で育つ疑問にこたえてくれます。よく知ってるカブトムシやダンゴムシがニックネームつきで登場します。くいしんぼうのまんじゅう虫=カブトムシなど。2018/10/03
紅花
11
土を作る生き物って土の中の話かと思ったけど、森全体のお話でした。虫好きの息子様お気に入り。2014/11/28
遠い日
8
雑木林はワンダフル・ワールド。植物も動物もみんなが同じ世界で繋がって、生きている。よい土を作るための命のサークル。食う、食われるがうまく繋がってこその豊饒だ。フン虫は言うに及ばず、ササラダニ、トビムシ、クマムシ、センチュウなどに興味をそそられる。どんな命の土から始まり、土に還る。2017/02/11
biba
5
なかなか詳しく描かれていて、短時間では読めないほど。駆け足で読んでしまったので、もう一度借りてゆっくり読みたい。2015/05/07
baアタマ
4
2005年。ムカデってやなやつ!位にしか思ってなかったですが、だんご虫、ミミズ、ダニ、きのこ、微生物…色んな生き物がワッカを作って野山の草木を育てる土を作っていました。本当に見事な連鎖がこんな身近な小さな世界でも行われているとにびっくり!自然って本当に偉大だわ~。エコだのリサイクルだの今頃言ってるのは遅れてる!とミミズに笑われそう。挿絵の盛口満さんは絵日記と自由研究から卒業できないそう。ステキ 2015/06/06