感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テーブルジョークの得意な寺
61
三浦綾子の名作『塩狩峠』の漫画化。私が原作を読んだのは数年前だった。一時期、椎名林檎がこの本を薦めた帯が文庫に巻かれ、同様のポップが書店に飾られていた。キリスト作家の三浦綾子と頽廃的な椎名林檎の組合せが格好良かった。それで原作を読みぐっと来た。数年振りに読む漫画版。すっかり忘れていた部分も思い出し、少し泣いた。流行りのアニメ絵じゃない優しい絵柄が良い。私は主人公の様に死ねるだろうか?。宗教心が年々薄れ、堕落した日々を当然に送る私に突き付けられる美しい真剣。懐かしい心がこの話の中にある。良い困惑をしている。2016/06/26
かおりんご
16
漫画。塩狩峠に挑戦する前に、読んでみたのだけれど、こんな話だったのね!実話が元になっているなんて、知りませんでした。最後は思わず泣いちゃいました。隣人愛を徹底するのは難しいけれど、立派だなぁと思います。小説も楽しみです。2017/07/28
Aya
3
【図書館】小説版『塩狩峠』を補完するために読んでみました。イメージをしっかり描いていて、より『塩狩峠』の深みを感じることができました。物語の感想は昨日読んだ小説版と変わりなく、信夫の生き方に感銘を受けました。手っ取り早く名作を読みたい方や小説を読むのが苦手な方、三浦綾子に興味を抱く子どもたち、こちらを読んで小説版を楽しんでもいいかもしれません。2018/07/16
感謝
0
読んだよ!誰か読むなら貸します2015/05/02
Kei
0
キリスト教に入信する時ってこんなきっかけなんだろうな、と登場人物をみて思いました。遠藤周作読んでても思いますが、キリスト教信者の話っていつもしんどくて重苦しいです。。2018/02/21