Skill-up of dental practice<br> 歯をまもる

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Skill-up of dental practice
歯をまもる

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  • サイズ A6判/ページ数 296p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784263408117
  • NDC分類 497
  • Cコード C3347

出版社内容情報

《内容》 歯科臨床における現在のスタンダードに則り,臨床全般のスキルアップをめざし,可能なオプションも呈示.歯冠の崩壊をくい止め,機能回復し,審美性をも高めてゆく一連の処置に対するスタンダードとは何かを明示している.    

《目次》
1章 患者さんへの対応……1
 1 「主訴」,「それから」……1
   1.インフォームドコンセントの歴史/1
   2.「主訴」,「それから」の意義/2
   3.医療者の心がまえと医療情報のやりとり/3
    (高島昭博)
 2 「主訴」への対応……7
   1.患者中心の医療へ/7
   2.診療の流れ/7
    (征矢 亘)
 3 「それから」への対応……11
   1.主訴とは具体的なもの/11
   2.臨床は,患者さんが主訴に伴う“物語”を携えて訪れる場である/12
   3.それに関わる予防指導は/12
   4.予防指導の受け入れは葛藤を伴う/13
   5.ブラッシング指導を通した関わり/13
   6.患者が語り始める,コミュニケーションの大事さ/15
   7.発見的に関わる/16
   8.関係性があるのみ/16
   9.雰囲気,流れを大事にする/17
   10.発見的に関わることのもう一つの意義/17
   11.どのように身に付けるか/18
    (丸森英史)
 1st Presentation 齲蝕の予防と処置/20
    中尾勝彦<司会>,伊古野良一,片山 昇,加藤賢祐,黒滝義之,斉藤佳雄,白神達也,高島昭博,仲村裕之,宮地建夫,安田 登<五十音順>
 コラム 3ミックスとは 3ミックスの使い方/35
    (岩久正明)
 アンケートによる 齲蝕の予防と処置/38
2章 齲蝕への対応……45
 1 感染症としての齲蝕……45
   1.齲蝕の考え方の変遷/45
   2.齲蝕の診断/46
   3.初期齲蝕への対応/48
    (藤木省三)
 2 年齢層による齲蝕発生パターンの違い……50
   1.小児期の齲蝕/50
   2.成人の齲蝕/51
   3.高齢者の齲蝕/52
    (田上順次,加藤純二)
 3 部位による治療方針の違い……53
   1.隣接面齲蝕/54
   2.歯頸部齲蝕/55
   3.咬合面齲蝕/55
    (田上順次,加藤純二)
 4 齲蝕にしない,進行させない予防システム……57
   1.予防に対する考え方,取り組み方/57
   2.リコールを確立するためには/57
   3.リコールで何をするか/58
    (柏木伸一朗)
3章 有髄歯の実質欠損への対応……61
 1 接着のメカニズムを知ッておこう……61
   1.歯質(エナメル質,象牙質)への接着メカニズム/61
   2.樹脂含浸象牙質の生成/61
   3.脱灰象牙質の追放/65
   4.象牙質・歯髄複合体の概念/66
    (中林宣男,安田 登)
   5.レジン接着のメカニズム/67
   6.金属接着のメカニズム/71
   7.セラミックス接着のメカニズム/71
    (松村英雄)
   8.切削象牙質(創面)の保護:象牙質コーティング/72
    (秋本尚武)
 2 修復処置をどう選択するか……1
    歯質接着性コンポジットレジンをどのように使うか……74
   1.接着性コンポジットレジン修復が可能にしたもの/74
   2.成功のポイント/76
   3.直接充填で対応ができない場合/81
    (猪越重久)
 3 修復処置をどう選択するか……2
    間接修復用コンポジットレジン(ハイブリッドセラミックス)材料による修復……83
   1.間接修復用コンポジットレジン修復のための窩洞形成/83
   2.間接修復用コンポジットレジン修復の対象となる症例/84
    (秋本尚武)
 4 修復処置をどう選択するか……3
    グラスアイオノマー修復が適している場合……87
   1.グラスアイオノマーセメントの特性/87
   2.光硬化型グラスアイオノマーセメントの適応/87
   3.光硬化型グラスアイオノマーセメント修復法のポイント/88
    (小野瀬英雄)
   コラムコンポマーとは/89
    (安田 登)
 5 修復処置をどう選択するか……4
    メタルによる修復……90
   1.レジン修復(直接法)とインレー修復(間接法)の住み分け/90
   2.従来型(非接着性)メタルインレー修復と接着性メタルインレー修復/92
   3.接着性メタルインレー修復/94
   4.MI歯学とメタルインレー修復/96
    (冨士谷 キ興,新谷英章)
 6 機能的で寿命のながい修復物を装着するための形態……97
   1.インレー(アンレー,部分被覆冠)かクラウンか/97
   2.インレー(アンレー,部分被覆冠)製作法のポイント/99
    (吉田恵一,加藤 均,田中正信,三浦宏之)
 2nd Presentation 齲蝕,歯髄への対応と修復法/104
    (参加者:1st Presentationと同じ)
4章 歯髄の保護を必要とする齲蝕への対応……114
 1 歯髄の診査・診断……114
   1.痛み,バイタルテスト/114
    (橋口 勇,赤峰昭文)
   2.エックス線診断のポイント/118
    (吉浦一紀)
   3.歯髄を保存すべきか抜髄か?/124
    (橋口 勇,赤峰昭文)
 2 象牙質知覚過敏の処置……126
   1.象牙質知覚過敏症とは/126
   2.象牙質知覚過敏症の背景と増悪因子/126
   3.象牙質知覚過敏症の治療法/128
    (山本 寛)
 3 露髄への対応-間接覆髄か直接覆髄か……130
   1.歯髄の保存・除去の診断と歯髄保存の可能性/130
   2.齲蝕歯の覆髄にあたって/133
   3.感染歯髄の保存は可能か?/134
   4.支台歯形成中の(偶発的)露髄に対する処置/134
    (上野道生)
 コラム 最新の歯科用小型エックス線CT(3DX)/136
    (新井嘉則)
5章 歯内療法のポイント……137
 1 具体的処置の術式……137
   1.抜髄/137
   2.感染根管処置/138
   3.根管形成/140
   4.根管充填/142
    (吉嶺嘉人)
   5.根管内異物除去/145
    (中牟田博敬)
 1 歯内療法と歯周治療との相関……150
   2.発病における相関/150
   2.治療における相関/150
   3.治療後の留意点/154
    (高島昭博)
 3 歯内療法と補綴治療の相関……157
   1.有髄歯補綴の利点/157
   2.有髄歯補綴の欠点/157
   3.無髄歯補綴の利点/158
   4.無髄歯補綴の欠点/158
   5.補綴治療の目的のために歯内療法が必要な場合/160
   6.無髄歯補綴の留意点/161
   7.根尖病変と咬合との相関/164
    (高島昭博)
 4 歯内療法の難症例……165
    難症例を論じるまえに/165
   1.歯内療法の基本的問題事項/166
   2.歯の解剖学的特徴/167
   3.難症例/169
   4.根未完成歯/170
   5.歯根破折/170
    (牛島 進)
 コラム エンドの最先端技術/173
    (小林千尋)
 3rd Presentation 歯髄の処置,歯の破折,支台築造を考える/174
    (参加者:1st Presentationと同じ)
6章 歯髄処置後の実質欠損への対応……184
 1 ポストとコアの目的と必要性を問う……184
   1.失活歯の理解/184
   2.失活歯の修復/184
   3.コアとポストの適用法/184
   4.ポストの考え方/190
    (高島昭博)
 2 破折歯根への対応……192
   1.破折歯根の診断の目安/192
   2.破折歯根接着・再植法の理論的背景/192
   3.破折歯根接着の実際/192
   4.臨床例 破折歯根の接着・再植保存法/193(斉藤佳雄)
 3 支台歯形成……198
   1.失活歯支台歯形成の基本概念/198
   2.使用器具・材料/198
   3.前処置(歯肉切除,歯周外科手術,小矯正)/200
   4.形成前処置/200
   5.補綴物別形成術式/201
    (玉本光弘)
 4 印象採得……206
   1.印象採得の前提(歯周組織が健康であること)/206
   2.印象採得を困難にする要因/206
   3.暫間補綴物(プロビジョナルレストレーション)の重要性/206
   4.歯肉圧排/207
   5.印象(通法)/208
   6.印象(個歯トレー法)/211
    (安部倉 仁)
 2 咬合採得……212
   1.咬合採得材料/212
   2.咬合採得,咬合器装着時にクラウンが高くなる要因と対策/212
   3.咬合状態に応じた咬合採得法/213
    (安部倉 仁)
 6 テンポラリークラウンの目的 C留意事項,製作法……215
    テンポラリーとは? Cプロビジョナルレストレーションとは?/215
   1.テンポラリークラウンの目的/216
   2.テンポラリークラウン作製での留意事項/217
   3.テンポラリークラウンの製作法/217
   4.製作法に関しての症例/218
    (飯田良彦)
 7 クラウンの形態……222
   1.マージン部よりの立ち上がり/222
   2.軸面形態/224
   3.コンタクトポイントとエンブレジャー/226
   4.咬合面形態/226
   5.歯列の調和/227
   6.形態の総論/227
    (安部倉 仁,加藤了嗣)
 8 材料および歯科技工との連携……229
   1.金属材料/229
   2.ポーセレン/232
   3.硬質レジン,ハイブリッドセラミック/233
   4.歯科医院とラボのチェックポイント/234
    (中居伸行)
 9 合着セメント,接着性セメントの種類……236
   1.リン酸亜鉛セメント/236
   2.ポリカルボキシレートセメント/236
   3.グラスアイオノマーセメント/236
   4.接着性レジンセメント/237
    (山城啓文)
7章 審美への対応……241
 1 患者さんの要求と歯科医師の思い……241
   1.審美的歯科治療/242
   2.SPA要素/242
   3.患者の審美に対する恐怖心/243
   4.歯科医師の思い/243
   5.間/244
   6.動き/245
    (阿部成善)
 2 審美についての考え方と実際……247
   1.変色歯の処置法/247
    (東光照夫,久光 久)
   2.軟組織,硬組織のマネージメントと審美修復の実際/253
    (水上哲也)
   3.オールセラミックスの臨床応用/259
    (若林健史)
8章 メインテナンスへの対応……266
   1.メインテナンスの意義/266
   2.二次齲蝕の予防/267
   3.修復物そのものの耐久性を延ばすためのメインテナンス/268
   4.患者さんへのアプローチの仕方/269
   5.リコールシステムの構築/271
    (安田 登)
9章 記録・情報 診断能力,治療技術のスキルアップのために……273
 1 診療記録の充実……273
   1.POSに基づく診療記録について/273
   2.歯科医院でのPOS/274
   3.POSの利点と欠点/278
    (中野 充)
 2 歯科医療・医学情報の収集と管理……279
   1.大学から/279
   2.学会から/279
   3.同窓会から/280
   4.歯科医師会から/281
   5.個人主催の有料研修会/281
   6.個人のスタディグループ/281
    (西原廸彦)
 3 歯科診療とコンピュータ……282
   1.インフォームドコンセントとコンピュータ/282
   2.デジタルカメラの利用/283
   3.画像データの管理/284
   4.患者説明用の模式図の作成とプレゼンテーション/285
    (日高雄一)