目次
1 失語症治療における全体構造法の考え方(失語症の本質へのアプローチを避けた訓練法;徹底的な反省から出発した全体構造法 ほか)
2 失語症の在宅リハビリの実際(身体運動;話しことばの練習 ほか)
3 タイプ別に行う訓練の実際(ブローカ失語症の全体構造訓練;ウェルニッケ失語症の全体構造訓練)
4 全体構造法はこんな言語障害にも有効です(機能性構音障害;口蓋裂構音障害 ほか)
著者等紹介
道関京子[ドウセキケイコ]
言語聴覚士。1971年大阪大学経済学部卒業。1979年国立聴能言語専門職員養成所修了。兵庫県リハビリテーションセンターを経て、1990年上智大学大学院外国語学部言語障害修士課程修了。東京慈恵会医科大学リハビリテーション科言語主任、山口福祉文化大学教授を経て、新潟リハビリテーション大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tui
13
失語症(脳卒中などが原因で、ことばを理解したり話したりすることが困難になる症状)のリハビリは難しい。自宅で暮らす方へ行うとなると尚更。思い悩む中、全体構造法は主流ではないが突破口となる可能性を秘めているのではと読んでみた。うーん、学んでいきたいがなかなか導入や応用が難しいなって印象。主流な失語症リハビリとの融和が前提になく、臨床スタイルの転換を暗に奨めているように思える。導入したセラピストや患者さんの手記がやたら多いのも、何やら宗教がかってて心がざわめく。よいものを広めたい熱意からでしょうけど。2016/02/13