出版社内容情報
《内容》 「死体は人類共通の財産である」このショッキングな発言をめぐって交わされたがんを病む友人とのやりとり。一通の手紙に託されたがんを病む人の想い,脳死と臓器移植,日本人の死生観,専門家と素人との距離,病を抱えて生きている者の想い,等々。これら今日的な課題に看護婦としてどう応えていくか。これからの看護を考えるための必読の書である。 《目次》 第1章 死体は人類共通の財産なのか?臓器と脳死 受話器の向こうから/週刊誌の吊り広告/他 第2章 人間が生きて在るということがんをタブー視する裏にあるもの 試練/信頼関係他 第3章 木の文化のくにに生きて日本人の死生観 “ことあげ”しない/自然に帰る/寅さん他