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援助者必携 はじめての精神科

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  • サイズ B5判/ページ数 243p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784260333283
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 不安と怒りと無力感。やりきれなさに焦燥感――はじめて精神科に足を踏み入れたとき誰もが感じるこの感情の≪渦巻き≫に分け入り,解きほぐし,大逆転の対処策を提示。これならやっていけそうだと,きっと思える超実践的アドバイス集。「困る前」と「困った後」の二回効く。    

《目次》
I 手を出す前に考えておくこと
 I-1 基本の基本を検討する
 I-2 家族と地域に関するいくつかの事柄
 I-3 しんどくならないための2つのヒント
II かれらの苦しみ-病気は何をもたらすか
 II-1 統合失調症
 II-2 うつ病
 II-3 痴呆
 II-4 人格障害
 II-5 アルコール依存症
 II-6 ストレス・不安・怒り
III わたしたちの困難-だから精神科はむずかしい
 III-1 恨まれる、ということ
 III-2 我々自身の怒り、悔しさ、不快感
 III-3 責任感と義侠心
 III-4 「困っている」とは言うけれど
IV 電話相談-受話器を片手にして「できること」と「できないこと」
V Q&A-いざというとき役立つテクニック集

内容説明

「患者」「家族」でしんどくならないために、「地域」で疲れ果てないために、ラクになる言葉、役に立つヒントがてんこ盛り。

目次

1 手を出す前に考えておくこと(基本の基本を検討する;家族と地域に関するいくつかの事柄 ほか)
2 かれらの苦しみ―病気は何をもたらすか(統合失調症;うつ病 ほか)
3 わたしたちの困難―だから精神科はむずかしい(恨まれる、ということ;我々自身の怒り、悔しさ、不快感 ほか)
4 電話相談―受話器を片手にして「できること」と「できないこと」(鼻白んだ経験;無防備な立場 ほか)
5 Q&A―いざというとき役立つテクニック集(患者さんと話す;妄想を聞いてもいい? ほか)

著者等紹介

春日武彦[カスガタケヒコ]
1951年京都生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。6年間産婦人科医として勤務したのち、障害児を産んだ母親のフォローを契機に精神科医となる。大学病院や単科精神病院へ勤務の後、精神保健福祉センター、都立松沢病院などを経て、現在は都立墨東病院精神科部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そのじつ

14
うつ病、痴呆、アルコール依存症etc精神科で扱う病態や病理の「話」が読みやすくわかり易い。というのもこの本はそれらの援助が必要な人々をサポートする人達のために書かれた本だからだ。その「援助者」がどう仕事上の目的を達成するのか、という具体的目的をめざして導いていく書き方がすばらしい。病院だけでなく家庭の中、また一人暮らしや同居家族がいる場合、多岐にわたる類例を詳細に描き出す春日武彦の筆力に感心した。己と直接関係ない事例でも興味を失わずに読めるリーダビリティー。多くの事例を読むうち援助者の理想的立ち位置が2021/03/19

丸坊主

2
精神医療の現場からドロップアウトした身なのでコメントする資格はありませんが、精神医療の場だけでなく、対人支援全般で役に立つ本だと思います。きれいな正論が通用しない「現場」で何をするのか。現場から何を得て、どう変わっていくか。漠然としながらも抱いていたテーマに大きなヒントをもらえたように感じました。すごくいい本です。2014/03/05

maddroid02

1
とても良い本。病院や介護施設の現場で働く人に役立つ困った患者への対処法が乗っているが、困った家族を持つ人にも応用が利きそう。基本は聞くこと。あまり出来てない。2009/07/07

べりちゃん

0
はじめに・・・の文章からグイグイ引き込まれてしまう。「こうなんていうか・・・」という類の心の言いたいことを こと細かくきっちり文字化しているのでいちいち腑に落ちていく。現場を知っている人は説得力があるな~とも思う。時々辞書を引かないと分からない熟語もあり勉強になりますハイ。2019/03/26

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