出版社内容情報
《内容》 看護婦はなぜ疲れるのか。「巻き込まれずに共感せよ」「怒ってはいけない!」「うんざりするな!!」――看護は肉体労働でも頭脳労働でもあるが、なにより感情労働だ。どう感じるべきかが強制され、やがて自分の気持ちさえ見えなくなってくる。隠され、貶められ、ないものとされてきた<感情>をキーワードに、「看護とは何か」を縦横に論じた記念碑的論考! 《目次》 序章 見えない看護婦 1 看護の仕事 2 感情労働としての看護 3 看護婦のイメージ 4 「共感」という神話 5 身体が語る言葉 6 看護における無意識のコミュニケーション 7 死との出会い 8 傷つく看護婦、傷つける看護婦 9 看護婦という生き方 10 組織のなかの看護婦 終章 看護の行方