出版社内容情報
《内容》 なぜ家族が見えないのか。どうすれば家族に巻き込まれずにすむのか。「家族」が看護の中心課題になったいま,アディクション(依存症)へのアプローチ法が大きな注目を浴びている。「非援助の援助論」ともいうべき逆説とスリリングな発想に満ちた本書は,多くの看護職を悩ませている家族問題の理解に新しい視点をひらくだろう。 《目次》 序章 ある日の午前=看護婦Nが相談室にやってきた 1章 家族は変わった 2章 アディクションアプローチとは何か 3章 家族をどうみたらよいか 4章 「援助」とは何か=アディクションアプローチからみなおす医療という場の特殊性 5章 自己理解のためのキーワード=アダルトチルドレンと共依存 終章 ある日の午後=援助者が「私」に戻るとき