精神科病院の保護室―行って見て聞いた

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精神科病院の保護室―行って見て聞いた

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  • サイズ A4判/ページ数 148p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784260017435
  • NDC分類 498.16
  • Cコード C3047

出版社内容情報

通常は見ることのできない“他院の保護室”の個性あふれる実態や現場の工夫を、37病院にもわたって写真で紹介する画期的な企画。保護室は、狭い空間のなかで、?@治療、?A生活(睡眠、排泄、清潔、食事等)、?Bプライバシー、?C安全を考えていかねばならないので、自由と規制がせめぎあう場所である。創意と工夫にあふれた現場の姿を、精神科看護師の目線で紹介する。

内容説明

歩きに歩いた35の精神科病院。おもわずうなる圧倒的な数とリアリティ。「最も閉ざされてきた部屋」の風通しをよくしたいと願う著者による、現場系調査書。

目次

1 写真で見る35病院の保護室(一陽会病院急性期治療病棟(福島県福島市)
北深谷病院男女混合閉鎖病棟(埼玉県深谷市)
埼玉県立精神医療センター精神科救急病棟(埼玉県北足立郡)
初石病院精神科救急病棟(千葉県柏市) ほか)
2 病院印象記+各病院の看護師さんが持っている意見
3 保護室における生活の援助とは(清潔;排泄;食事;開放観察 ほか)

著者等紹介

三宅薫[ミヤケカオル]
精神科看護師。博多生まれ、金沢育ち。千葉大学看護学部卒業後、愛知医科大学病院・内科病棟(臨床)、千葉大学看護学研究科・精神看護学(学生/修士課程)、千葉県精神科医療センター(臨床)、埼玉県立衛生短期大学(教育)、社会医療法人社団同仁会木更津病院(臨床)、岐阜県立看護大学(教育)と、臨床と教育とを交互に経験。2008年4月から再び臨床現場へ。木更津病院を経て、現在は特定医療法人学而会木村病院に、看護師として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

45
閉鎖病棟の象徴・保護室。そこにフォーカスを当て、35病院を見て歩いた、その調査書。著者あとがきにあるように、<保護室でのケアの質は病院によって大きな差>があり、「病院間の情報交流」もほとんどない現状だからこそ、関係者には有益な本で、あちこちで喧伝してきた本。中井久夫先生のコメントが良い。<ナースが人間たちに“被爆”しすぎた際、つまり感情労働しすぎた場合に閉じこもれる部屋(自閉室)も作りました/入院患者に言わせると、医者を採点するのは、まず鍵の掛け方なんだそうです。ガチャガチャガッチャンと>。さすが、先生!2019/09/23

あこ

30
精神科の病院「保護室」の調査と考察。2013年出版。本書の出版は現場が変わる、看護が変わる、患者が変わる動きに繋がる大変に意義のあるものであったと感じる。保護室が保護室であるための治療環境、患者の安全、周囲の人の安全を確保するのは大前提であるが、シンプルな部屋だからこそ工夫ができる。それぞれの人に合わせた環境を常に考え続けていくこと、そこに看護の面白さがあると思う。私も保護室にいる気分で読んだので大切にされている尊重されていると感じるコメントには救われる気持ちになった。それは患者にも伝わっているであろう。2020/10/25

gtn

18
患者を孤絶の思いに至らせないという思想のもと、どの病院の保護室も明るい。当方も、一日、ベッドに横たわりながら読書したいと思ったほどである。トイレがウォシュレットならなお良いと妄想を止めないのは不謹慎か。患者の人権保護は確実に高められている。2020/03/12

Asakura Arata

3
保護室は自分で入ってみなければ分からない。 私はかつて、一昼夜保護室に入ったことがあった。やはり鍵のかかる音は、嫌なものである。「がっちゃん部屋」と言われるのもうなずける。当時私が保護室に入らせてもらった病院は、食事が床にそのまま置かれた。また床に布団が一枚敷いた。その床に土足で入られるのは、やはり神経が逆立った。わずかな心遣いが大切だ。 2013/10/26

yuki

2
ハード面だけでなく、そこに勤務するスタッフそれぞれの思いも載せられている。保護室は患者の精神面を保護するためにつくられたものであり、懲罰的であったり、看護のしやすさのためであったり目指すべき方向を間違うと何の意味も成さない。スタッフ一人一人がそれを意識することが何よりも大切で、案外それが難しい。2014/08/16

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