日本の食力(しょくぢから)―国産農産物がおいしい理由(わけ)

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259547288
  • NDC分類 611.4
  • Cコード C0036

内容説明

現在、日本の食の信頼性が少しでも保てているのだとしたら、それは農業の現場、流通の現場で踏ん張っている人たちがあってのことだ。その多くは新規参入者ではなく、利益が下がってきても、なんとか頑張っている既存の世界の人たちである。その延長線上にしか、日本の食の未来はない、と僕は思う。だから僕は、既存の農業関係者と一緒に歩きたい。

目次

第1章 日本の食文化はスゴイ!(日本は、食文化的に広い国である;岩手県北で「自家製」のおいしさに唸る ほか)
第2章 産地と品種と食材の時代がきた(“品種”と“差異”の時代がやってくる!;在来品種は消費者にとっても面白い ほか)
第3章 「佳い食」とはどういうものか(「おいしい」「安い」ではなく「佳い食」を目指そう;鶏肉のおいしさってなんだろう ほか)
第4章 農業が救う日本の食と日本人(世間は農業を誤解している;日本の食と農が向かうべき方向性 ほか)

著者等紹介

山本謙治[ヤマモトケンジ]
1971年、愛媛県に生まれ、埼玉県で育つ。1992年、慶應義塾大学環境情報学部在学中に、畑サークル「八百藤」設立。キャンパス内外で野菜を栽培する。同大学院修士課程修了後、(株)野村総合研究所、青果流通の(株)シフラを経て、2005年、(株)グッドテーブルズ設立。農産物流通コンサルタントとして活躍中。本業のかたわら、ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」を書き続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Tomitakeya

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日本各地に魅力的な食べ物がたくさんある。全国を食べ歩きたい。価値ある食べ物を見合う価格で購入する。そういう当たり前の行動をしようと思った。2015/02/11

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「佳い食」とは、×おいしくて、安全でしかも安い○社会全体にとってよい方向をもたらす食。その食品を食べた人が思わずにっこりしてしまうほど美味しい。と定義されている。確かに、「佳い食」の概念が一般的なればベストだと思う。でも「佳い食」を買うにはそれに見合ったお金がかかる。それを選ぶ消費者が増えれば1次産業がいい方向に向かうのかなとも思う。ただ、大半はそんな「佳い食」を買い続けられるほど裕福ではないのでは。だから、大半の消費者は「安さ」を見るわけで、、、利益を追求する経済構造が問題なのか?と頭がぐるぐるなった。2014/08/13

日向夏

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地方のおいしいもの・いいものの記述のところは、自分に関係のあるところ以外はあんまり関心が湧かないのはなぜでしょう。しかし、農産物の価格は消費者のことまで考えなくてはいけないというのは深く納得。デフレ傾向の現在、泣いているのは生産者なんでしょうね。2009/11/21

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