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TPPを考える―「開国」は日本農業と地域社会を壊滅させる

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  • サイズ A5判/ページ数 62p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784259518400
  • NDC分類 611.48
  • Cコード C0061

目次

第1部 TPPとは(TPPってなに?;TPPの経過と今後の日程;なぜTPPに参加しようとするのか;ほんとうに開国なのか?)
第2部 日本農業とTPP(農業・食料供給への影響;農業の多面的機能はどうなるか;農業構造改革ではTPPを乗り越えられない;国内対策の財源は?;世界の食料争奪と日本の食料安全保障;WTOやこれまでのFTAとの違い)
第3部 私たちの地域と暮らしはどうなるか(変わる食卓の中身;地域経済や雇用への影響は;地方議会等のTPPへの反応;地域の再生を不可能にするTPP;国のかたちを変えるTPP)
第4部 明日の元気な農業と地域社会をつくるために(農業は単にモノをつくる産業ではない;日本の経済はTPPでよくなるの?;輸出偏重ではなく地域とアジア重視で;JAグループの主張と取り組み―いまこそTPPに対抗する多様な協同の輪を)

著者等紹介

石田信隆[イシダノブタカ]
1974年京都大学経済学部卒業、農林中央金庫入庫。札幌支店副支店長等を経て、現在(株)農林中金総合研究所理事研究員。一橋大学大学院経済学研究科客員教授。農商工連携推進研究会委員。日本およびアジアの農業・農村・農協や農産物貿易の研究、中国との農村金融研究交流等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおかみ

10
「平成の開国」論に対する鋭い批判が展開される。少ないページ数ではあるが、TPPが農業だけに留まらず、国民すべての利害に関わる問題であることが十分に理解できる。巨視的な観点で考えることがTPP問題には必要不可欠で、そのためにも本書のように農業の役割を適切に論じるものは有用である。2011/02/27

こうり

1
TPP参加した場合の農業分野を少ないページ数でまとめていると思う。読んで損する類の本ではない。が鵜呑みにしすぎ無くてもいいと思う。少ない知識の僕でも突っ込める部分があった。決して性格が悪い訳ではない。食料自給率をカロリーベースのみで議論を展開している点、イギリス政府は食料自給率向上政策を批判している点、自給率の計算は日本しかしていない点。こういう部分は記載がなくもやもや。また日本目線だけでなく、TPPに参加する他の国の農業は壊滅しないのだろうか?そのあたりも述べてくれたら面白いと思う。2012/12/02

ちゅんぴん

1
理解できる主張もあるが、そもそも農水省の試算・データをそのまま用いて検証している点があやしい。 「日本がTPPで関税をすべて撤廃し、それにともなう対策を何も講じない場合」って、あり得ないだろ(笑)どんだけ、アホな政府だよ。2011/07/10

夕刻

1
典型的なプロパガンダ本。一本的な立場からの主張しかなされておらず、同じ内容を何度も繰り返し主張する。日本の農業が危ない、食料自給率が低下する、農業だけでなく雇用、環境にも影響を与える等、あるきたりで学生でも書ける内容。挙句の果てには引用されている本が、トンデモ本という有様。 これ読んで信じる人ってはたしているのでしょうか。2011/03/16

jack

0
「我々の問題だ。真剣に情報を集めよう。」 ☆ 3.8

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