バルタン星人はなぜ美しいか―形態学的怪獣論 ウルトラ編

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 250p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784257036746
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0074

目次

第1部 昭和のウルトラ怪獣編(バルタン星人はなぜ美しいか;マンの指先、セブンの唇;『ウルトラQ』怪獣編;『ウルトラマン』怪獣編;『ウルトラセブン』怪獣編;第二期ウルトラ怪獣編)
第2部 平成のウルトラ怪獣編(ウルトラ・ルネッサンス;『コスモス』の挑戦)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

82
先日読んだ「形態学的怪獣論」の続編、今作はウルトラ編。さすがに全怪獣とはいかず、Q、マン、セブンを中心に著者が敬意さえ覚えるデザインや造形のウルトラマンや怪獣について語っています。ストーリーや背景を熟知しているにも関わらず、それらには全くと言っていい程触れずに、ひたすら怪獣その物の素晴らしさについて語る著者、その観察眼には恐れ入ってしまいました。あとがきに於ける『いまだ「怪獣」を卒業出来ない我が身を、決して恥じてはいない。むしろ加齢とともに見えてくるものも多く、味わいも深まる』という言葉に涙。2020/01/21

keroppi

80
ただひたすらウルトラマンとウルトラ怪獣の美しさを語る。私も小さい頃から、ハマりまくって、今だに怪獣フリークだが、ここまで細部に想いを寄せてはいなかった。語られる内容にうなずいている自分がいる。そして、この本は、ウルトラマンや怪獣たちをデザインした成田享氏讃歌でもある。2021年公開予定「シン・ウルトラマン」は、成田享氏デザインの原点に忠実に再現するという。 https://shin-ultraman.jp/sp/news/ 庵野秀明氏、樋口正嗣氏は、どんなウルトラマンを、どんな怪獣を見せてくれるのだろう。2020/01/30

タカラ~ム

11
ウルトラシリーズに関する本はいくつか読んできたが、怪獣の造型について生物の形態学的でアプローチするのは面白いと思った。そういう視点でウルトラマンや怪獣を見たことがないので新鮮だった。確かにバルタン星人は見た目もかっこいい。ただそれだけではなくて、形態学という学術的な観点で怪獣の造型を論じていて、そこに著者の怪獣愛も感じられた。2023/08/27

うゑしま

5
蔵書の再読。 このタイトルが、まずはすべてを示している。なんせ、「バルタン星人は美しい」ことが前提なのだ。でなければ、「なぜ美しいか」という議論にならない。 作者のデザインしたレオゴンやビオランテにもろ手を挙げて賛同というわけではないけど、「バルタン星人は美しい」というこの本のタイトルの前提と、本書の中で登場する怪獣のデザイン批評については、ほぼ全面的に賛同できる。2021/11/22

馬耳抜

1
著者の「主観の分析」が楽しい。それを怪獣でやるんだから堪らない。ウルトラマンのモチーフが菩薩やキリコと言うと「成田は否定してる!」と顔を真っ赤にして言う人々もいるが、僕達の好きな特撮の住人たちは一個人の考えの枠に納まるような陳腐なモノだったかと(たとえそれが産みの親のものでも) ところでライダー怪人編マダー?

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/56637
  • ご注意事項