感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wiki
16
歴史の一場面。民衆の幸福と安穏を誓い、身を賭して戦った二人の偉人の邂逅を詳細な歴史として追う。自身、学生時代の時に見聞きした感動を思い出すかのような本であった。まさに友好の道のりは艱難辛苦そのものだった。こうして築かれた関係を破壊する策動は断じて退けるべしと心新たにする。政治の分野は公明党が訪中して切り開いたが、その訪中の土台を築き、原因を作ったのは池田大作という民間人だった。後方で指示をしていた事、周総理はそれを知っていた事などが証言として残っている事も貴重だ。桜花の縁を忘れてはならない。そう決意した。2020/04/29
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8
再読。丁寧に証拠や言質を積み上げて歴史を考証した労作であり、事実に迫れば迫るほど、周恩来と池田大作という両者が如何に傑物であるかを知った。池田提言から歯車は大きく動き出した。提言の中身は公明党の政策となり、その政策は公明党の訪中と周恩来の推進で共同声明という形となり、国交正常化への道を開いた。本書籍が分析した通り、日中友好に貢献した人は多くいるが、両者は最高レベルに貢献したと言える。「時は過ぎ時は巡り/現世に移ろいあれど」ーー。「『反・軍国主義』の一点で、日本と中国の民衆が連帯すべき」との至言が心に残る。2023/01/21
alisoviejos-19319
1
日中国交正常化の詳細な史実。 周恩来総理は言われた。「中国はたしかに、日本に踏みにじられた。しかし、私たちは日本の人民を恨まない。日本の人民も、中国の人民も同じく、ともに日本軍国主義の犠牲者だからです」。 そして日本に対して、賠償を放棄をしてくれた。そのおかげで日本は経済発展し、豊かになった。中国に賠償をしていたならば、豊かになるのに50年かかっただろう。2015/08/14
ゆきんこ
0
まとめ書き(おサボり)2022/08/26