出版社内容情報
地球・自然環境,生命環境,社会環境の3つを統合的に捉えた環境問題は今後の社会・経済に大きな影響を及ぼす。本書では個々の問題点を明らかにし,どう取り組み,解決したらよいか,につき外部不経済の意味を明示しながら具体的に解説
【目次】
1. 環境経済学とは
1.1 環境経済学とは
1.2 環境と経済の関係
1.3 大気汚染の社会コストは誰が払うか
1.4 環境破壊による損失とグリーンGDP
2. 外部不経済とはどういうものか
2.1 社会コストと外部不経済
2.2 負の価値を生む財
2.3 人の行為・欲望に基づく外部不経済
2.4 人の無知・管理の不備による外部不経済
2.5 人の心の迷い・恐れによるもの
3. 環境経済学からの手段
3.1 地球温暖化(global warminng)と京都会議・京都議定書
3.2 環境破壊を抑える課徴金・税
3.3 環境保全の奨励のための経済的手段
3.4 排出権取引
3.5 回収促進奨励制度
3.6 環境保全資金援助
3.7 経済的手段選択の判断基準
3.8 教育・知識の向上
4. 経済と不経済
4.1 経済メリットの公正な評価
4.2 外部不経済の査定と疫学の関係
4.3 国民健康阻害度の導入による社会コストの計測と予測
4.4 環境経済学による産業・製品の判定とそのための学問領域
5. 経済・不経済の判定事例
5.1 たばこ産業の経済と不経済
5.2 産業評価の方法
5.3 たばこ産業の生む負の価値
5.4 たばこによる国民健康阻害度の導入
5.5 喫煙による死者と外部不経済の予測
5.6 結果の利用
6. 健康・生命への脅威
6.1 命にかかわる恐ろしいニュース
6.2 非加熱動物性物質の恐ろしさ
6.3 低温殺菌を生き延びるように進歩した病原体
6.4 熱帯雨林破壊は病原体をまき散らす
6.5 疫病・疫学についての知識向上は外部不経済を減らす
7. 永年かかって生命が冒されるものによる外部不経済
7.1 人の生命への脅威と疫学および環境経済学
7.2 ダイオキシン
7.3 電磁波と健康阻害
7.4 電気製品からの電磁波は安全基準内か
7.5 携帯電話の電磁波は脳細胞を冒すか
8. 新しい国際環境基準が産業社会と企業戦略を変える
8.1 環境国際基準ISO14000とはどういうものか
8.2 環境についての企業防衛
8.3 エコロジー・プリファレンス
8.4 新しい環境基準のインパクト
8.5 企業のビジネスポリシーの大変革
9. 社会コストを負担した適正価格の算定
9.1 「社会コストを負担した均衡価値」算定法
9.2 需要の価格弾力性
10. 外部不経済と疫学の知識向上が必要
10.1 新しい環境についての知識の向上
10.2 疫病に対する自衛
10.3 環境保全を支持し行動する
11. 付 録
12. 参考文献
13. 索 引
内容説明
本書では、“環境経済学”とはどのようなものか、どのように社会に役立つのか概説する。さらに具体的に、どういう問題と解決策があるのか、どの問題が最も深刻か、最新の理論と研究成果を事例をあげ説明する。
目次
1 環境経済学とは
2 外部不経済とはどういうものか
3 環境経済学からの手段
4 経済と不経済
5 経済・不経済の判定事例
6 健康・生命への脅威
7 永年かかって生命が冒されるものによる外部不経済
8 新しい国際環境基準が産業社会と企業戦略を変える
9 社会コストを負担した適正価格の算定
終章 外部不経済と疫学の知識向上が必要
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nさん