熱学外論―生命・環境を含む開放系の熱理論

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熱学外論―生命・環境を含む開放系の熱理論

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  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784254130614
  • NDC分類 426
  • Cコード C3042

出版社内容情報

数式を極力抑えかつ章末に例題を付し,文科系学生でも読み通せるよう配慮したツチダ熱学の決定版。生命,地球環境,人間社会を熱化学機関の見地から洞察する。〔内容〕基礎編:開放系の熱学/応用編:自然環境と人間社会

【目次】
1. 温度と熱
 1.1 温度と熱
 1.2 物体の熱エネルギー
 1.3 例題集
2. エントロピー
 2.1 熱のエントロピー
 2.2 物のエントロピー
 2.3 例題集
3. さまざまなエントロピー
 3.1 熱学エントロピー
 3.2 統計力学エントロピー
 3.3 情報エントロピー
 3.4 その他のエントロピー
 3.5 例題集
4. 開放系の熱学
 4.1 物理学における三つの原理
 4.2 エントロピーに関する誤解
 4.3 熱学的機関におけるエントロピー過程
 4.4 熱学的機関各論
 4.5 資源論
 4.6 例題集
5. 生命の熱学
 5.1 生命は物理学を超えるか
 5.2 シュレディンガーの生命論
 5.3 エントロピー経済学
 5.4 熱化学機関としての生命
 5.5 光合成のエントロピー収支
 5.6 例題集
6. 熱学的機関の活動持続の条件:物質循環
 6.1 カルノー・サイクル
 6.2 循環発生の条件
 6.3 熱化学機関での作動物質の循環
 6.4 多重の強制的循環としての生命
 6.5 例題集
7. 熱学的機関としての自然環境
 7.1 動的環境と静的環境
 7.2 地球熱機関としての大気と水の循環
 7.3 地球熱化学機関としての養分循環
 7.4 例題集
8. 自然環境と人間の活動
 8.1 自然の循環を壊した文明
 8.2 自然の循環を育てた文明
 8.3 現代文明による循環の破壊
 8.4 科学技術のエントロピー限界
 8.5 自然の循環を育てる科学技術
 8.6 現代日本でのいくつかの問題
 8.7 例題集
9. 熱化学機関としての人間社会
 9.1 物理法則と経済法則
 9.2 人間の欲望と社会の循環
 9.3 社会を熱化学機関として設計する
 9.4 何のための欲望制限か
 9.5 例題集
10. あとがき
11. 索 引

目次

第1部 基礎編―開放系の熱学(温度と熱;エントロピー;さまざまなエントロピー;開放系の熱学;生命の熱学;熱学的機関の活動持続の条件:物質循環)
第2部 応用編―自然環境と人間社会(熱学的機関としての自然環境;自然環境と人間の活動;熱化学機関としての人間社会)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

1
買ったときは内容が難しくて、途中で投げ出してしまったが、今読むとさほど難しい本ではなかった。開放系の熱学は原発や再生可能エネルギーを地球環境や資源の観点で比較評価するのにとても有効な理論だと思います。今こそ多くの人に読まれるべき良書です。2011/07/25

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