出版社内容情報
生物としてのヒトの特性を,自然史の側面から詳述した生理人類学の教科書。〔内容〕生理人類学を考える/自然人類学におけるヒトを見る3つの視点/生理機能の基礎事項/生体変化による適応/行動による適応/近未来環境における人類
内容説明
人類学は文化をもった生物としての人類を解明する学問である。そのなかで身体的側面を研究する領域を自然人類学、生活文化の側面を研究する領域を文化人類学というが、本書は前者に属しており、とくに人類の身体の働き、つまり生理学的側面を扱っている。また、本書を作るにあたって、人類学のもつ自然史的な性格をできるだけ出すように心がけた。
目次
1 生理人類学を考える
2 自然人類学におけるヒトをみる三つの視点
3 生理機能の基礎事項
4 生体変化による適応
5 行動による適応
6 近未来環境における人類