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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
89
突然世界から誰も居なくなった世界。独裁者スイッチを間違えて押してしまったような…。一人残された少女はあくまでもユル〜く、世界を探求して毎日を過ごす。そんな彼女の前に現れた不思議な生き物。2人?の共生生活が始まる…。悲壮感なきサバイバル。世界の謎は謎のまま。ボケとツッコミを延々と繰り返す二人に待っていた未来は? 4コマで綴るほのぼのプチSFワールド。胸をホッと撫で降ろしたくなる良作。2019/06/23
鱒子
68
kindle あとがきにも書いてある通り、作者がギリギリの状況で始まった連載だからなのでしょう、首尾一貫とは言えない行き当たりばったりを感じます。しかしそこが展開の面白さに繋がっています。施川さん特有のシュールな世界観と、2人しか登場しないキャラの絶妙な掛け合いを味わうことができます。2019/09/28
眠る山猫屋
56
おそらく小学生くらいのミヤコ。気づくと世界にひとりぼっち。動物も鳥も、きっと昆虫もいない。なんなら信号機の中の歩く人や停まる人のピクトグラムさえいない(信号待ちしていない人型にミヤコは怒るのだが・笑)。寂しさに耐えながら、自由に生きていくミヤコだが・・・。ある日出会った喋るフラミンゴ。“御の字”と名付けた彼とミヤコの二人きりの日常が始まる。フラミンゴになる前は孤独な中学生だったオンノジ。なぜフラミンゴになったのか、ミヤコに記憶がないのは何故なのか。不思議な日常は不思議なまま、続いていく。(続)2023/08/23
流言
56
カテゴリ『S……F……?』。いや、本当にどう解釈していいのだろう? なんともコメントしづらくて唸っている。敢えて言うなら世界崩壊SFなのであろうが死体さえ残さず人がまるっと消えてしまった世界にぽつりとたたずむ少女・ミヤコに感じるのは悲壮感よりも好奇心。フラミンゴ? のオンノジが登場することで加速度的に面白さを増す。時折登場する人為的としか思えない『気持悪い遊具』『下手な字』『動くソフトクリームの看板』といった謎のオブジェが心をざわつかせる。2014/06/20
かっぱ
48
なぜか誰もいなくなった街に独りだけになった少女。元少年だった話せるフラミンゴ・オンノジと出会い行動を共にすることに。ちょっとシュールな4コマギャグマンガ。2017/04/28