- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(中高生・一般)
- > 秋田書店 チャンピオンCエクストラ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
100
手塚治虫本人も凄いが出版社側の人々も強烈。特にこの巻の製作部のエピソードは濃すぎる。ここまでするんかよ。まだまだ面白いエピソードはありそうだがとりあえずは綺麗に完結した。2015/03/24
ヒデキ
62
前巻が、息子の真さんのお話でしたが、今回は、お二人の娘さんのお話が、巻頭でした。 有名人を父に持つツラサが、妙に伝わってきました。 今回の最終巻は、印刷会社や、赤塚不二雄さん、アシスタントの方々が、どうやって手塚先生に振り回されて、どうやって手塚さんを支えてぃたのか・・・ マンガ雑誌のある意味の絶頂期を教えてもらってくれた作品でした2022/08/03
山田太郎
34
あんまりブラックジャック関係ないじゃんと思った。一番マンガ読んでた時期が低迷期なんで、偉大な漫画家と言われてもなんか違和感があるというか。結局仕事うけまくった締切守らない偉大な漫画家といいますか、締切守らないのを芸にした江口先生は偉大なんであろうと思った。2018/06/13
ぐうぐう
27
巻を重ねる毎に、どうしても既出のエピソードをなぞることが多くなってきた中にあって、出版社の製作部に目を付けたのはさすが。製作部と印刷所との攻防は、そのまま手塚治虫と編集者との攻防と重なり、おもしろい(「少年チャンピオン」に『タッチ』が間違って印刷されたことがあったなんて、知らなかった!)。この巻で『創作秘話』も完結。数々の手塚伝説に触れ、最終巻を読み終え思うのは、編集者もアシスタントも漫画家も家族も、手塚治虫と出会った人々が、神様の精神をきちんと受け継いでいるということだ。そのことに一番、感動させられる。2014/08/08
カント
20
楽しみにしていたこの作品も最終巻となってしまいました。4巻あたりから手塚先生中心の話から、関係者から見た手塚治虫先生の話になっていて、少し物足りなくなっていましたが、この最終巻は泣けました。今の漫画を作り出したまんがの神様と呼ばれている手塚治虫。しかし彼は雲の上の人でもなく、作品に対し妥協を許さない努力の人なのだと分かる。神様、それは本当は私たちと変わらない人間であり、他人との違いと言えば作品にかける情熱。今の漫画界で後世に残したい作品はほぼないだろう。だからこそ手塚先生の凄さが分かる作品でもありました。2014/11/12