出版社内容情報
朝を知らせる大事な役目のいちばんどりが、ある日鳴くのをやめちゃった。これは一大事とみんなが止めても、一族でどんどん進んでいく。けれど、行く先々で、「いちば」や「いちりんしゃ」、「いちばんぼし」と、いちいち「いち」が気になってしまい……。いちばんどりたちの道中を、「いち」がつく言葉をちりばめた文で、テンポよく楽しむ絵本! 第13回ピンポイント絵本コンペで最優秀賞受賞作を新たに描き直して絵本化。
日隈みさき[ヒノクマミサキ]
著・文・その他
内容説明
いちいち、いちがきになっちゃう!いちばんどりの、いちだいじ!?あさをしらせるいちばんどりが、あるひなくのをやめちゃった!?いちばんどりのいちぞくが、いちれつになってどんどんすすみ、いちどきにはねをのばすいちにち!いちばんどりのたびを「いち」づくしでたのしむえほん!
著者等紹介
日隈みさき[ヒノクマミサキ]
1986年、三重県生まれ。大阪デザイナー専門学校卒業。『ゴリラでたまご』(内田麟太郎・作/WAVE出版)の絵を担当して出版デビュー。『いちばんどり いちぬけた』は、2012年、第13回ピンポイント絵本コンペで最優秀賞を受賞した『いちばんどりのイチ』を新たに描き起こした作品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くぅ
25
意外と面白い。言葉遊びも込みだから、その辺を理解できるようになったらもっと楽しめるかも。嫌なこととか面倒くさくなったことでも1回外れたらまたやりたくやるってあることだからなかなか視点がいいなぁと思いました。(4歳4ヶ月)2021/09/10
はるごん
23
1歳10ヶ月。「いち」がつく言葉遊びで進んでいく絵本。ちょっと内容は難しかったけど鶏の行進に大喜びの息子。母は鳩が紛れている気がするんだが気のせいかな。2019/03/02
ヒラP@ehon.gohon
20
「いち」を言葉に入れて、軽快な言葉遊び絵本です。 言葉遊びなので小学生のお友だちにお薦めでしょうか。 にわとりたちの中に、はとが1羽まぎれこんでいる、遊び心も楽しくて、ページを送りながら、描きこまれた小さな遊び心を楽しみました。 やっぱりいちばんどりは啼かなくてはね。2019/03/23
バニラ風味
16
まいにちまいにち、同じことの繰り返しが嫌になることってありますね。にわとりは、ある日、朝いちばんを告げるのが嫌になり、家出をすることにしました。当然、農場のみんなは困り、反対運動をします。にわとりは、道すがら、いろんな「いち」のつくものに気が付きます。そして、いろんなことを考えるのです。とてもユーモアのある作品で、くすっと笑ってしまいました。2019/06/19
りーぶる
14
「いち」がたくさん付いた言葉の数々。いちぬけ「ぴ」がお気に入りの娘。2020/11/19