出版社内容情報
売れ残りだったふた付きのかめに出番が。初仕事で張りきるが、入れられたのは、“ぬかどこねえさん”。けんかごしのかめを、なだめるように “ぬかどこすけ”と呼び、野菜たちをおいしそうなぬかづけに変えていくのを見て、ぬかどこすけの心も変わる。そしてぬかどこねえさんは、自分の中にはたくさんの菌がいて、小さいけれど大きな宇宙みたい、と話す…。ごはんの友、ぬかづけのおいしい秘密を、かめの目線で見つめる絵本。
かとうまふみ[カトウマフミ]
著・文・その他
内容説明
いれものの“かめ”にぐちゃぐちゃなものがぎゅうぎゅういれられた。ばあちゃんがかきまぜたら、そのうちわらいごえが!いったいだれ…?ごはんの友、ぬかづけのおいしい秘密が見つかる絵本!!
著者等紹介
かとうまふみ[カトウマフミ]
1971年、福井県生まれ、北海道育ち。北海道教育大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
88
インパクトのある表紙に引きつけられて手に取った。。おほほほ。大らかでいつでも笑ってるぬかどこねえさんにピンチが!ぬかどこすけはすごいものを守ってたんだね。おばあさんもいつまでもお元気で。ぬか漬の豆知識を交えた絵本。2019/07/28
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
52
インパクトのある絵にひかれて手に取りました。糠漬けの健康パワーは素晴らしい。ぬか床愛を感じました。折り返しに、ゆでて切り込みを入れたこんにゃくの糠漬けが美味しいと書いてあるが、どうなんでしょう!?食べてみたい。以前は冷蔵庫に入れる小さい糠床がありましたが旅行でダメにしちゃったけれど、またやってみたいです。あと何度チャレンジしてもナスの糠漬けは苦手。2019/03/17
たまきら
35
うれのこっていた甕がついに得たお仕事はぬか漬けの甕で…という楽しいお話です。最初は臭いに閉口していたのに、気づけばぬか床のマダムに癒されていくのが素敵。娘さんは大笑いで読んでいました。ぬか漬けの基本も学べるので、この春からぬか漬けを始めるのも楽しいかもしれません。2020/03/27
ふじ
19
表紙のインパクトに負けて手に取る。ぬか床を収める役目になった甕のお話。ぬか漬けについて理解できるシブい絵本だけど絵柄も表現もとてもマンガ的。そのギャップがウリなのかな?攻めた絵本です。2019/10/08
モモ
18
素敵な絵本。瀬戸物屋さんで売れ残っていた壷がおばあさんに買われる。おばあさんが壺に入れたのは、ぬか床。毎日混ぜるとイキイキし、混ぜ忘れると苦しがる。ぬかに漬けると栄養価が増すそう。モッツァレラチーズもおいしいそうだ。今度漬けてみよう。どの学年で読んでも喜んでもらえそうな魅力的な絵本。2019/09/03