出版社内容情報
ゴリラのとうちゃんは、森のおくでくつやをしている。みんながあるといいなと思うくつを作ってくれるので、いつもお客さんがいっぱい。チーターには早く走れるくつを、シロクマには氷の上でも冷たくないくつを、キリンには足が長く見えるくつを作り、みんなは笑顔に。それを見ていた息子のゴリラがうらやましくなって、自分のほしいくつをとうちゃんにお願いすると……。仕事を通して、父と息子の関係を描いた絵本です。
谷口智則[タニグチトモノリ]
著・文・その他
内容説明
もりのおくにゴリラのくつやがありました。「あったらいいな」とおもうくつをぴったりつくって、どうぶつたちをえがおにしています。それをみていたこどものゴリラはうらやましくなって、じぶんのくつもおねがいしますと…。仕事を通じて、父と子をえがいた絵本!
著者等紹介
谷口智則[タニグチトモノリ]
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。20歳のときに独学で絵本を作りはじめる。フランスやイタリアで絵本を出版。テレビや雑誌、企業広告や商品パッケージなどでも活躍している。『くいしんぼうのクジラ』(あかね書房)で、第9回ようちえん絵本大賞調査広報委員長賞授賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
49
もっと早く走れるくつ。氷の上でも冷たくないくつ。足が長く見えるくつ。父と子の絵本。空を飛べるくつはとても素敵だった。2018/12/22
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
森の奥にあるゴリラの靴屋さん。お客さんの要望に応えた靴を作る腕前。それをそっと見守り、お父さんを誇りに思う子供のゴリラ。最後のオチは笑えます。谷口さんの味のある絵がいい。2020/03/10
たまきら
41
色調が抑制された、ゴリラさんがおだやかに風景になじんでいる絵が気に入りました。昔からゴリラが大好きな娘さん。読み終わった後は本を抱えて自分の部屋に持っていき、そこでじっくり眺めていました。読み友さんから。2019/06/20
anne@灯れ松明の火
33
新着棚で。お客さんの希望通りの靴を作るゴリラのとうちゃん。職人ってカッコイイ。とうちゃんを尊敬する「ぼく」。とうちゃん、ぼくの希望の靴も作って! とうちゃんを尊敬する子どもと子どもの気持ちに応えるとうちゃん、いいなあ。最後のひとことは、オチなの?(笑) 谷口さん独特の味わいのある絵は、大人好みかも。2019/03/06
ヒラP@ehon.gohon
31
どんな靴でも作ってしまうという、ゴリラの靴やさんの発想力が素晴らしいと思います。 木版画がとてもいい味を出しています。 空を飛べる靴ってどんな靴だろうと期待しました。 想像できなかった靴ですが、納得です。 ゴリラの靴やさんの心の温もりを感じました。2022/11/05