出版社内容情報
「あのね、きょうね」。男の子がおむかえの自転車に乗って、今日あったことをたくさんおしゃべり。のりでペタペタした工作、みんなで電車ごっこ、間に合わなくておもらし……。園の帰りの自転車でかわされる、親子の語らいを描く絵本。はじめは、その日に体験したこと、起こったできごとを、話したいけれど、まだうまく話せず、会話もクイズのよう。それでも、だんだん話しが上手になっていきます。主人公の成長が楽しい一冊です。
えがしらみちこ[エガシラミチコ]
著・文・その他
内容説明
「あのね、きょうね」おむかえの自転車で、小さな男の子が今日のできごとをおしゃべりします。「ゆびでぺたぺた」、「みんなでぽっぽごっこ」、「うわばきぬいでぬれちゃって」…。たのしいことはいっぱい、でもたまには、せつないことも…。自転車を走らせながら親子がかわす、かわいいおしゃべりの絵本!!
著者等紹介
えがしらみちこ[エガシラミチコ]
1978年福岡生まれ。熊本大学教育学部卒業。雑誌や教科書などの挿絵も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
43
私の母から次女への誕生日プレゼントの1冊。初めての幼稚園、年少組の次女はまさにこんな感じ♡幼稚園での出来事を、知ってる語彙で断片的に話すから、何を言ってるか分からなくて、推測するこちらは連想ゲームのよう。結局何言ってんだか分からないこともよくあるけど、そんな尽きない「あのねあのね」を聞けるって、とても幸せなことだなぁと思います。出来なかったことよりも、出来たことを褒めて認めてあげるお父さんお母さんも素敵だったな〰。これからも、どうか健やかで…♡2021/02/09
たーちゃん
37
図書館で予約してようやく読めました。保育園からの帰り道。子供が『あのねあのね、今日もとても楽しかったよ。○○をしてね…』などと園での出来事を話します。もう途中から涙で声が震えました。きっと息子も来月からの幼稚園で色んな経験をして帰ってくるんだな。息子が「○○くんもお友達に遊ぼうって言えないかもしれない」という言葉を聞いて、ガツガツ行くタイプではない息子もきっと楽しみや不安がいっぱいあるんだなと感じました。どうか楽しい幼稚園生活になることを願うばかりです。2021/03/18
anne@灯れ松明の火
22
講習会の模擬プログラムで読んでもらった。学年末のおはなし会をイメージしたものらしい。「あのねあのね」と、今日の出来事を家族に話したい子どもの気持ちが丁寧に描かれている。えがしらさんの優しい絵も手伝って、温かい気持ちになる。2019/01/26
にゃんた
18
絵本の表紙が、お仕事帰りのママの自転車に乗り園から帰っている男の子。これだけで、今年から保育園に通い出し、パパ、ママの自転車で送り迎えされている自分とかぶって、孫は一体何を思うのだろうかと、この本の購入を娘に勧めた。パパにママに話すきょうのできごと、いろいろな思い。子どもにとっての今日が、明日がいい日でと願う。子どもによりそいどこまでもよりそうパパとママであってほしいと願う。2018/10/07
ヒラP@ehon.gohon
17
思い出して気づくことかも知れませんが、何にでも興味をもつ小さな子は、些細なことでも一生懸命親に伝えようとしている時期があるのですね。 そして、それに付き合えるか、耳を傾けられるかが、親子の距離を決めていくのかも知れません。 子どもたちの「あのね」よりもスマホに夢中な親がなんと多いことか、いろんな場所で気づかされ、遠い昔の自己反省でもあります。2018/09/02