内容説明
きらわれもののクモおばさんがおうちやさんをはじめました。さいしょはこわがっていたむしたちも、クモおばさんがつくるすてきなおうちがだいすきになりました。あるひ、クモおばさんは、「ひろばがあったらいいとおもわない?」といいだしましたが…。
著者等紹介
青山邦彦[アオヤマクニヒコ]
1965年東京都に生まれる。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築設計事務所勤務を経て絵本を描きはじめる。2002年ボローニャ国際絵本原画展でノンフィクション部門入選。第20回ブラティスラヴァ世界絵本原画展出展。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
16
ちょっと危険な雰囲気を漂わせているクモおばさんが、みんなのために素敵な家を編んでいくんだけれど…というお話です。ディズニーのリトル・マーメイドで、シェフのルイがひどく描かれていて、「じゃあアリエルは海で霞を食べてるのかい!」とつっこみたくなったあの気持ちが蘇りました。オタマも納得いかず。「クモは蜜は食べないのにな」…う~む、母も同感である。2016/04/13
どあら
15
図書館で借りて読了。青山さんの絵は見応えがあります!2017/07/09
海(カイ)
12
【図書館で】青山邦彦さん追っかけ。嫌われもののクモおばさんが、お家を作ってくれます。しかし、それには狙いが!この発想面白いと思いました!2016/12/03
ヒラP@ehon.gohon
11
嫌われ者のクモおばさんが、親切に直したり作ったりしてくれる、虫たちの家です。 クモおばさんの表情から、下心見え見えなのですが、大広場を作ってやっぱり…。 でも、自分の作った罠に落ちた自分を助けてくれた虫たちが、クモおばさんの心をすっかり変えてくれたようです。 青山さんの絵が。とても心に響いてきました。2018/04/11
Lesen
11
むしの町にクモおばさんがやってきました。おうちやです。虫たちに家を作っていきます。今回の建物は蜘蛛の糸で作られていくので今までと趣が違いますね。この蜘蛛には裏があるのではないかと疑いながら読み聞かせをしていたのですが、やっぱりという展開。蜘蛛だもんねぇ。でも、そこで終わらないのが良いですね。環境って大切ですね。裏表紙まで物語が繋がってますね。2015/06/04