出版社内容情報
さまざまな流派の人気落語家10人の噺を、古典新作おりまぜ1冊ずつ絵本にする企画で、落語と絵本、ふたつの文化のコラボレーションを、たっぷりと楽しんでもらえるシリーズです。大トリとなる最終巻は、古典落語の人気作『夢金』。凍えるような冬の夜、金に目がない船頭のところにあらわれた、怪しいお客たちの正体は…? 新世代の名人・立川談春師匠の大迫力の口演を、寺門孝之さんが美しく妖艶な絵で絵本に封じこめます!
立川談春[タテカワダンシュン]
著・文・その他
寺門孝之[テラカドタカユキ]
イラスト
ばばけんいち[ババケンイチ]
編集
内容説明
江戸にしんしんと雪のふる夜。一軒の船宿を訪ねる男と女。船を出すは金に目がない欲深い船頭。悪巧み、脅し、とっさの機転。全ては闇の中の出来事。平成の名人・立川談春が描き出す人間の欲望を、天使の画家・寺門孝之が黒く輝く新境地で絵本に。
著者等紹介
立川談春[タテカワダンシュン]
1966年、東京生まれ。落語家・立川流の真打。1984年、17歳で立川談志に入門。1997年、真打昇進。「新世代の名人」と評される古典落語の名手。最もチケットが取れない落語家のひとりとして、若い世代やクリエーターからの支持も厚い。東京の歌舞伎座、シアターコクーン、大阪のフェスティバルホールなど、格式ある大劇場での独演会を成功させ、落語会の可能性を広げる役割も果たしている。平成15年度国立演芸場花形演芸会大賞を受賞。文才に秀で、前座生活を綴ったエッセイ『赤めだか』(扶桑社)は、2008年に講談社エッセイ賞を受賞し、テレビドラマ化された
寺門孝之[テラカドタカユキ]
1961年、名古屋市生まれ。画家、イラストレーター。1983年、大阪大学文学部美学科卒業。のち、セツ・モードセミナー卒業。1985年、第6回日本グラフィック展大賞受賞。東京と神戸を拠点に、光り輝く天使や夢の世界を描く。個展での作品発表をはじめ、書籍の装画、広告ポスター、ライヴペインティングなど幅広く活躍。朝日新聞文芸時評挿画や、映画「人間失格」の劇中画など、他分野とのコラボレーションも多数。神戸芸術工科大学教授
ばばけんいち[ババケンイチ]
馬場憲一。1957年、山梨県生まれ。「ざぶとん亭風流企画」主宰。慶応大学文学部卒業。落語・ロック・演劇をブリコラージュした独特で定評のあるライブを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。