内容説明
この巻ではまず、東京大学先端科学技術研究センターバリアフリープロジェクトが企画した「障害のある人とのまち歩き・気づきのワークショップ」を例にあげて、さまざまな立場の人といっしょに考えるまちづくりの方法をみていきます。続いて、電車、バス、路面電車、タクシーなどの交通機関でみんなが利用しやすいようにくふうされていることや、駅、空港をユニバーサルデザインにするためのとりくみの事例を紹介します。後半では、いろいろな公共施設や商業施設におけるユニバーサルデザインを考えます。最後に、働く場や学びの場におけるユニバーサルデザインへのとりくみや、新しい情報技術を利用した移動支援や遠隔診療、電子投票などのくふうを紹介します。
目次
「やってみたよUD」まちづくりの学校―だれもが楽しく安全に歩けるまちづくりのために
みんなが便利で安全に 駅
乗りやすく快適に 電車
利用者や住民がみんなでつくる 駅前広場・道路
みんなの足を新しい発想で バス・タクシー
人と環境にやさしい 路面電車
「UDをつくる」「車より人」のまちづくりのために―ブラジル・クリチバ市に学ぶ
みんなでつくる使いやすい 空港
「UDをつくる」ユニバーサルデザインのまちづくりのために―法律の話
見やすくわかりやすく 案内表示〔ほか〕