内容説明
世界じゅうで愛されている名画35点を、美しい図版とていねいな解説で紹介した、ぜいたくな1冊。油絵から版画まで、名画にかくされたひみつを読み解こう。
目次
アルノルフィーニ夫妻像
春
聖ゲオルギウスと竜
モナ・リザ
システィーナ礼拝堂天井画
ラス・メニーナス
デルフトの中庭
自画像
真珠の耳かざりの少女
アンドルーズ夫妻像〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
57
分かったような顔をしながら、腕組みして、時に物知り顔で頷きながら眺めるもの。それが、これまでの私にとっての「名画」でした。あるいは、こうも言えます。「名画」とは(私には)どこが素晴らしいのか分からないが、多くの人に高く評価され、美術館に展示されたり、ときに高値で取引される絵画のことであると。しかし、本書を読み名画が名画と呼ばれる所以をある程度理解出来ました。また、作品を“読み解く”方法も分かってきました。「モナ・リザ」をはじめとする名画の数々をこれまでの何倍も楽しく鑑賞できるようになること間違いなしです。2020/07/21
ゆか
22
わかりやすく、よかったです。フォールというなみなみの絵【ブリジット ライリー】クラーク夫妻とねこのパーシー【デイビッド ホックニー】が、初めて見る絵でした。2015/06/20
nao
19
世界中で愛されている名画35点を美しい図版と共に解説。 絵の全体を把握した後にポイントを押さえて読み解いていくことが楽しく、夢中で一気読み。へええー、ほおぉ、なるほど、と何度も感嘆の声をあげてしまいました。モネ「睡蓮、朝」と、ピカソの「ゲルニカ」のページは迫力のワイドサイズ。「モナ・リザ」は唇から目が離せなくなり、ゴッホの「ひまわり」は筆のタッチを撫でたくなるほどリアル。絵の技法にまで注目し始めると、実物をこの目で確かめたくなってしまいます。読み手の心をいともたやすく世界各国の美術館へと誘う一冊です。2015/10/09
かもめ通信
17
やまねこ翻訳クラブの佐藤淑子さんが翻訳を担当されているということで手にした本。ダ・ヴィンチ、モネ、フェルメール、北斎等々、世界中から集められた34人の高名な画家の有名な作品をあげて、より詳しく楽しく丁寧に鑑賞するポイントを紹介する大判の絵本。こども向けとあなどるなかれ、なかなかの見応え&読み応え。2017/11/03
入江
12
どこかで観たことある名画。「どうして有名なの?」って疑問にわかりやすく答えてくれます。大きくて、フルカラーの印刷は見やすいです。2024/03/30