出版社内容情報
人間にとって危険がある植物を、写真と文で解説したハンディサイズの図鑑です。美しい花を咲かせる植物でも、さわったり、口に入れたりすれば、被害にあう可能性があります。防御力をそなえ、生き残ってきた植物をビジュアルで掲載し、どこに生えていて、どの部分に毒があるのかを紹介します。知識があれば、出会ったとき、より深く理解し、観察できます。ふだん目にする植物に、意外な能力があったと驚き、発見できる一冊です。
内容説明
町や野外、くらしの中で出会うかもしれない有毒や、危険な植物を171種掲載!危険のメカニズム別でピックアップし、注意すべき点をわかりやすく解説!植物のサバイバル術と、自然の強さ、たくましさがわかる!
目次
「危険植物」を知る前に(植物の体のつくり;人体のしくみ;有害植物とは何か?)
毒のタイプ別危険植物図鑑(心臓毒;神経毒;腎臓肝臓の毒 ほか)
まだまだある!分類別危険植物図鑑(ケシ科;サトイモ科;ヒガンバナ科 ほか)
著者等紹介
保谷彰彦[ホヤアキヒコ]
東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。サイエンスライター。専門はタンポポの進化や生態。農業環境技術研究所、国立科学博物館植物研究部でのタンポポ研究を経て、企画と執筆の「たんぽぽ工房」を設立。現在、文筆業のほかに、大学で生物学の講義なども行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
105
これはかなり興味を引く図鑑だと思い手に取ってみました。私は庭ではなりの植物などを栽培していますが、結構数多くの植物が毒素を持っていることがよくわかりました。基本的には野菜以外の植物は食べようとは思わないのですが、ニラなどはほかの有毒植物と見分けがつかないケースがあります。カラフルな写真集で参考になりました。2023/09/10
榊原 香織
57
身近な植物でも猛毒が沢山。 シキミの実は八角と似てる。間違って混入してた事件が。 猛毒のカロライナジャスミンをジャスミン茶で飲んじゃった事故とかも。キノコについては盛りだくさん過ぎて。こんなの誰が食べるの?と見るからに毒ぽいので中毒とか。2023/08/05