内容説明
1996年9月27日、アフガン政権崩壊。タリバンが首都カブールを制圧―生まれたときから戦争が日常の風景だった少女ビビは、初めてタリバンの厳しい監視下に置かれた生活を送ることに。ビビは何を決意し、生きる支えを持ち続けたのか。若い人へ向け、遺言の意を込めて放つ、渾身の一冊。
著者等紹介
帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年福岡県に生まれる。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。退職後、九州大学医学部に入学し、医学の道へ。1979年処女作「白い夏の墓標」が直木賞候補となり注目を集め、その後「三たびの海峡」で吉川英治文学新人賞、「閉鎖病棟」で山本周五郎賞、「逃亡」で柴田錬三郎賞など多くの文学賞を受賞。精神科医として働きながら、精力的に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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