内容説明
マルガリータとマルチェッロをのせたカーサごうは、雪の国をひた走っています。あたたかな春をよびおこすために、ふたりがむかったところとはいったい。
著者等紹介
工藤ノリコ[クドウノリコ]
1970年、神奈川県生まれ。女子美術大学短期大学部卒業後、絵本作家として、ゆかいな登場人物がおりなす、たくさんの作品を描いて活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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seraphim
27
お料理上手なくまのマルガリータと、笛の得意なハチのマルチェッロ。2人は雪の国にやってきた。ところがあんまり寒くて、冬眠してしまったマルガリータ。2人は元の海岸に戻れるのか?。シリーズ2作目。マルガリータの冬眠には驚いた。そうか、くまだものねぇ。友達のために頑張るマルチェッロが健気だ。春を探す旅をしている犬たちもとても可愛くて微笑ましい。怖い時にはちゃんと尻尾を丸めているし(笑)。春の女神プリマヴェーラを起こす方法が意外でおかしかった。今回も可愛いお話。行く先々で友達を増やす、2人の存在が春みたいだなと思う2015/02/13
小夜風
23
【小学校】工藤ノリコさん、こんな本も書いてたんだ~♪シリーズものらしく、最初「マルガリータって一体何の生き物~?」って思っちゃいました(笑)。挿し絵がたくさんあって絵本みたいな児童書です。面白かった♪2015/05/11
ミロリ
22
春の女神プリマヴェーラの存在感がすごい。お目にかかりたい。雪と夜の不思議な雰囲気が良かった。鮮やかな春の景色もお気に入り。2014/11/22
anne@灯れ松明の火
11
隣市で(地元は限度いっぱい借りていて^^;) マルガリータシリーズ2。海賊と別れた後、雪の国を旅するマルガリータとマルチェッロ。いきなり冬眠(笑)したマルガリータに代わって、小さなミツバチ、マルチェッロが大活躍♪ モノクロのページとカラーページが交互なのだが、そのお陰で、カラーページの美しさ、鮮やかさが際立っている。星空の道、春の訪れ、とっても綺麗!2014/04/02
遠い日
7
海賊たちと別れてからのこと。雪の国での不思議な出会い。ファンタジーとして成立するいくつかの魔法がすてき。ふくろうのおいじいさんの「まものと よぶものも おる/けんじゃと よぶものも おる」ということばが素晴らしい。重なる不思議にわくわく。春の目覚めのようすが美しく、まばゆいばかり。マルガリータとマルチェッロの、カーサ号の冒険は、今しばらく続く。さあ、海をめざそう。2013/05/02