内容説明
子どものために生きると決めて絵本や紙芝居をつくった、かこさとし。原点は若き日々にありました。さまざまな体験、悩み、そして希望…そこに作品にこめた願いも見えてきます。
目次
1 さとしを育んだ福井
2 絵の先生、あんちゃん
3 消えてしまった夢
4 戦争が終わって
5 子どものことがわからない
6 ダメなお父さん?
7 半信半疑の絵本デビュー
8 だるまちゃんのたんじょう
9 子どもと遊びを一生のテーマに
10 休むのは死んでから
著者等紹介
鈴木愛一郎[スズキアイイチロウ]
1961年、神奈川県生まれ。京都大学大学院修了。博士(経済学)。星城大学教授。かこさとしの謦咳に接し、仕事や生き方の姿勢に多くを学んだ。『からすのやおやさん』(偕成社)を教材に小学生に経営学を教える講座も開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
64
図書館本。 からすのパンやさん…。昔(三十数年前の話)家にありました!マトリョーシカちゃんの絵本…、よく見るとダルマに似ていますね。ウクライナ侵略なんてことがなぜ起きたのでしょう?かこさとしさんも戦争経験者だそうです。 かこさとしさんがもともと絵本作家を目指したのではなく理工系だったのは初耳。2023/02/19
sachiyo🐮牛乳
15
6年生 伝記の授業に。 数々の名作を生み出した絵本作家のかこさとしさんが、こどものために一生を使おうと決意したのは20歳のとき。 意外な経歴、戦争、生涯を仕事に捧げた理由、数々の出会い、絵本にこめられた思い。2022/01/18
海(カイ)
9
【図書館・新刊棚】2021/05/09
ゆうぴょん
2
小5娘へ。この電気シリーズも好きだそうな。かこさとしさん、私も子供の頃大好きだった。歯医者さんではははの話を読んだり、だるまちゃんにカラスのシリーズ。いつまでも輝き続ける絵本の数々。かこさとしさんが、東大生で、科学者でもあったことに驚き。そして、かこ先生も戦中は、軍人を目指していて、そのことを悔いて子供たちに正しい教育をしようと誓うあたりがすごすぎる。大人が読んでもいい本だと思う2022/12/04
エリザベス
2
市立美術館で開催中の「かこさとし展」に行って、かこさとしに興味を持った。絵本原画展に行くと、作品に込められた作者の思いを知ることができる。2022/08/06