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内容説明
この本では、『鳥獣戯画』をはじめとする絵巻物8作品と、絵本、写し絵、紙芝居、マンガ、アニメーション14作品を紹介しています。それぞれ、その作品ができた時代や背景、物語や絵の特ちょうなどがていねいに解説されていて、作品に対する知識を深めることができます。自分たちで日本の文化を発信するために、情報を集め、内容を整理してパンフレットにまとめる方法も紹介しています。
目次
鳥獣戯画
源氏物語絵巻
信貴山縁起絵巻
伴大納言絵巻
玄奬三蔵絵
鼠草子絵巻
酒伝童子絵巻
絵巻物から絵本へ
絵とことばで表現する新しいスタイル
パンフレットにまとめよう
著者等紹介
山本聡美[ヤマモトサトミ]
1970年、宮崎県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。博士(文学)。専門は日本古代・中世絵画史。大分県立芸術文化短期大学専任講師、金城学院大学准教授、共立女子大学教授を経て、2019年より現職。著書に『九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史』(KADOKAWA、2015年、平成27年芸術選奨文部科学大臣新人賞・第14回角川財団学芸賞を受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RX78
21
小学校の国語の教科書にもでているが、日本のアニメーションの祖とされら鳥獣戯画から初期のアニメまで詳しくまとめられています。調べ学習にもピッタリ。絵巻物がもっと見たくなりました。2021/03/20
麻ノ葉
9
絵巻そのものを見てもよく分からないところを、セリフや解説でとても分かりやすく書かれている。 教科書の改定に伴い、表現だけでなく古典芸能についての着眼点や調べ学習のまとめ方などにも記述があり、教科書をかなり意識した造りになっているのではと思う。 鳥獣戯画だけでなく、源氏物語や伴大納言等他の絵巻からのながれで現代のアニメーションへのつながりが解説されていて内容が盛りだくさん。 このシリーズ全部こんな感じなら、光村採用の学校にはとても有効そうなので他のも読んでみたい。2021/04/02