出版社内容情報
両親が中国に赴任することになり、奈良に住む祖父のもとへあずけられた小学5年生の卓は、山で暮らす祖父に「宝物」を見せてもらう。それはマグノリアの花咲く森で、祖父が亡き祖母の思い出として植え続けていたものだった。感動した卓は山が大好きになり、植樹を手伝うようになる。祖父との生活で心も体も強くなった卓は、喘息でやめていた合唱をもう一度やってみようと思うのだった。自然に触れる喜びを描いた感動物語。
内容説明
緑一色の森の中に、くっきり白く浮かび上がる森。それが祖父の宝物、マグノリアの森だった。なぜその森が宝物なのか?卓は、祖父やアズサと山の仕事を通して、自然を大切にする日々を送り新しい自分を見つけはじめる。
著者等紹介
中川なをみ[ナカガワナオミ]
山梨県生まれ。日本児童文学者協会会員。『水底の棺』(くもん出版)で日本児童文学者協会賞受賞
白石ゆか[シライシユカ]
紙版画、イラストレーション作品を中心に個展、グループ展などで作品を発表しながら、パッケージのイラスト、書籍、雑誌などの挿し絵で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。