出版社内容情報
霧とともに現れる、江戸時代に沈んだ千石船の幽霊。無理やり船に乗せられたヒカルは陰陽師の技『燕火放炎』で立ち向かう。少年陰陽師・ヒカルが、妖怪をつかまえるため大活躍!
内容説明
“ほんものの妖怪が住むテーマパーク”をつくるため、妖怪ハンターにスカウトされたヒカル。今回は、霧とともにあらわれる幽霊船をつかまえなくてはならない。ばけ猫のシロガネ丸とともに、ボートごと幽霊船に乗せられてしまったヒカルは、おぼえたての術「燕火放炎」で戦いをいどむが…!?その他、人の考えを見ぬく妖怪・さとりと、妖怪フクロウも登場。ゾクゾクしてワクワクする、妖怪ハント・アドベンチャー。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京に生まれる。亜細亜大学教授。「ルドルフとイッパイアッテナ」(講談社)で第27回講談社児童文学新人賞受賞。「ルドルフともだちひとりだち」(講談社)で第26回野間児童文芸新人賞受賞。路傍の石幼少年文学賞受賞
大沢幸子[オオサワサチコ]
1961年、東京に生まれる。東京デザイナー学院卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe@読み聞かせメーター
9
6歳の娘に読み聞かせ。ナツカ事件簿繋がりで読み始めたが。こちらも面白い。でも、娘いわくこのシリーズ全然怖くない。ナツカの方が怖いという。確かに言われてみるとヒロイックで直接の戦いに主眼が置かれているためか、怖さ、気持ち悪さは全く感じない。2017/01/26
lovemys
3
おぉ! 技を覚えたな! 次回はきっと大活躍だろう。働き者の幽霊船、いいね!2021/07/09
絵具巻
3
文京区立根津図書館で借りました。2017/05/27
けいねこ
1
怪にもそれなりの言い訳というか理由があるところが、人間ぽかったりして。一番妖怪っぽいのは、実は波倉会長かも。テーマパークになるのかと思っていたのに、実は妖怪大戦争のための基地だった!などという展開にはならないと思いますが……2005/09/30
ようこ
1
本物の幽や妖怪のテーマパークを作るため陰陽師の子孫ヒカルが活躍するという発想はなかなか面白い。怖い話好きには物足りないかもしれないけれど。2008/11/04