出版社内容情報
ひっこしたばかりの家で、夏子がるす番をしていると、ゆうびん受けに彫ってあったうさぎがとび出してきて、話しかけてきました! 孤独な夏子とうさぎとの心の交流を描く。
小学校中学年以上向き
内容説明
夏子は、ゆうびん受けを、心をこめてみがきました。ていねいにみがかれたゆうびん受けは、ぴかぴかになりました。「さあ、これでいいわ。あらためまして、うさぎさん、こんにちは。きょうから、よろしくね。」夏子がうさぎに声をかけると、太陽に反射して、ゆうびん受けのうさぎの目が、きらりと光りました。ひとりでるすばんをする夏子は、話すことができるようになったゆうびん受けのうさぎに、心をうちあけるのでした…。
著者等紹介
河俣規世佳[カワバタキヨカ]
三重県に生まれる。武庫川女子大学卒業後、三重県立高等学校・教諭として勤務。1998年に退職。1999年ごろから童話を書き始める。2000年「裏の世界の霊」が『ミステリーがいっぱい7』(偕成社)に収録される。2001年『おれんじ屋のきぬ子さん』で、第50回毎日児童小説コンクール最優秀賞を受賞。2002年第12回椋鳩十児童文学賞を受賞した。三重県在住
狩野富貴子[カリノフキコ]
1945年、高知県に生まれる。広告の仕事からイラストレーターに転じる。高知市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。