出版社内容情報
きぬ子さんはウェディングドレスの仕立て屋さん。お店の名前は「おれんじ屋」。きぬ子さんのところに不思議なお客が、ドレスを注文にやってきます。
小学校中学年以上向き
★第12回椋鳩十児童文学賞
内容説明
おれんじ屋は、すてきなウェディングドレスの仕立て屋です…。夢いっぱい、心あたたまるファンタジー!第50回毎日児童小説コンクール最優秀賞受賞作。
著者等紹介
河俣規世佳[カワバタキヨカ]
三重県に生まれる。武庫川女子大学卒業後、三重県立高等学校・教諭として勤務。1998年に退職。1999年ごろから童話を書き始める。2000年「裏の世界の霊」が『ミステリーがいっぱい7』(偕成社)に収録される。2001年「おれんじ屋のきぬ子さん」で、第五十回毎日児童小説コンクール最優秀賞を受賞
門田律子[カドタリツコ]
愛媛県に生まれる。絵本やさし絵の仕事で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ねちゃぴん
4
ラストにはうるっときたものの・・・。ぜいたくを言えば、挿絵のたけおさん、もうちょっとこう・・・なんていうか・・・今風にならんかったものか。2012/04/20
matumoty
3
「おれんじ屋」というウエディングドレス専門の仕立て屋さんを経営する独身女性きぬ子さんと、おれんじ屋にやってくる不思議なお客さんの不思議なオーダーのお話。児童向けだと思ってタカをくくって読んでいたけど、なかなかに奥深かった。ウエディングドレスの仕立て屋さんの物語の最初のオーダーが「染物」で始まるとは思わなかった。私は裁縫はほとんどやらないけど、こんなふうに布と糸で素敵な作品が作れたら楽しいだろうなぁ。と思わせてもらいました。2022/10/28
いよの缶詰め
2
茂市さんの『つるばら村』シリーズや伊藤充子さんのクリーニング屋の話が顔を出してくる。裁縫や服飾の道に進みたい人に読んで欲しい。これをアニメーションで見てみたいな……と思ってしまった。染めた布はどんな色で描写されるんだろう…京都アニメーションが制作したらどんな作品になるんだろうと考えてしまった。2022/04/07
kana
1
どことなく「つるばら村」シリーズを彷彿とさせる、ほっこりするお話。小学4年の長女が図書館から。お裁縫好きな女の子が好きそうな、優しい時間が流れるお話。2013/10/02