内容説明
やこちゃんは、ひめちゃんとともだちです。いつもてをつないでがっこうにいきます。ところが、せきがえをしたら、とおくのせきにはなれてしまって…？ともだちがふえるってうれしいね！そんなきもちになれる、あたたかいおはなし。５～７歳向き。
著者等紹介
北川チハル［キタガワチハル］
愛知県に生まれる。保育士を経て童話作家となる。『チコのまあにいちゃん』（岩崎書店）で児童文芸新人賞受賞
つがねちかこ［ツガネチカコ］
神戸に生まれる。女子美術大学洋画科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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chiaki
31
やこちゃんと仲良しになったのは、ちょっと内気なひめちゃん。やこちゃんの左手にはいつもひめちゃんがいる。のが当たり前だったのに…。寂しさと嫉妬心が強くなるにつれて、やこちゃんはどんどん鬼の姿に。あまりにリアル鬼な姿に驚きましたが、仲良しのお友だちが出来たらこんな気持ちは誰でも味わうと思う。この気持ちへの共感はもちろん、不平不満なんかの負の感情を表に出しすぎると鬼になるぞ〰️という戒めにもなる！お友だち関係に悩める小学生にはおすすめかな。2019/03/25
うー
23
となりの席のひめちゃんは怖がりで泣き虫。小学校に入学して最初にできた友だちの手を握り、いつも私が守っていた。ひめちゃんの手をひいていると私の手は勇気の左手に変身する。席替えで２人は離れ、ひめちゃんは隣の席の子と遊ぶように。私の左手はスースー、冷たくてたまらない。そして寂しい気持ちが爆発し鬼に変身してしまう。。皆が怖がる鬼になってしまった事に驚くが、その気持ちはわかるなぁ。『手』は魔法使い。勇気をくれるし、優しさもくれる。2021/05/29
ほんわか・かめ
19
図書館福袋。テーマ【であいっておもしろい】一年生が主人公のおはなし。大好きな友だちが他の子と仲良くしてるのを見るのは淋しいもの。でもその嫉妬のせいで紫の鬼になってしまう場面では、大人の私でもヒィ〰！と思ってしまったよ😱泣き虫のお友だちをいつも助けてたつもりだったけど、自分もその友だちから勇気をもらっていたんだね。幼年童話。2023/01/08
サルビア
15
初めてのともだちが出来た。ともだちと手をつないでいると、嬉しい。でも、あるときそのともだちがほかのともだちと遊んでいた。すると、私の心が苦しくなって叫んでいる。きらい、きらい。そうしたら私はおになった。 痛いほどわかるその気持ち。2016/07/08
みるく
4
やこちゃんがひめちゃんとお友だちになったんだけど、お友だちになろうって言えるゆう気がすごいと思いました。せきがはなれちゃって、やこちゃんがさみしくておにになっちゃったのがこわかったです。わたしはそんなこわいおにに会いたくありません。でもひめちゃんはこわいおにでもやこちゃんかもしれないっていったからすごいなと思いました。2018/06/03
