出版社内容情報
地球は豊富な水につつまれた惑星です。身近で忘れがちな水の、すばらしく雄大なはたらきを、四季を通して描きだす。
小学校低学年~中学生向き
目次
宇宙からみた地球の水
万年雪と流れる大河
陸から海へ、海から空へ
春先の日本上空から
雪どけの季節
つもった雪の役目
大空へ気ままな旅に
大空へいった水のゆくえ
雨がふってきた
雨のふるしくみ〔ほか〕
著者等紹介
塚本治弘[ツカモトハルヒロ]
1938年、東京都に生まれる。中学一年生の夏休みに、たくましく発達する入道雲に魅了されて以来、雲のマニアとなり、雲の写真を撮りつづける。高校生のときには、雲の研究で、「全日本学生科学賞」の最優秀賞を受ける。雲ばかりではなく、水とのかかわりあいから鉱物の写真も撮っている。著書に「雲と天気」「鉱物 地底からのたより」(共にあかね書房)などがある。日本気象学会、日本植物学会会員
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感想・レビュー
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ぴょこたん
11
地球、雲、川、海と語っていくことで説明される水のひみつ。写真が説明にしっかりと関連しているのがよかった。あとがきの「西暦2000年に水は今(1996)の4倍の使用量になる」とあったが、もうそれを過ぎてしまったよ…。今後の世界戦争は水の奪い合いだと色々なものから聞いているが、この切実な問題にまず関心をもつことが大切だなあとこの本を読んで思った。2014/06/23
書の旅人
8
あおぞら図書館に並べます。私たち日本人には身近過ぎるが故に、粗末に扱われがちな水。地球は水の惑星と言われていても、たった一杯の水でさえ、いつでも好きな時に飲むことが出来ない国もあります。昔の話ですが、都会に住む叔父が富山へ遊びに来た時、「美味いなぁ、美味いなぁ」としみじみ言いながら、水道の蛇口をひねって水を飲んでいる姿を見て、子どもだった私は不思議に思ったものです。生命をささえてくれる水。改めて見直したいです。2017/07/31
あろま
5
すごく良い2022/11/17
のん@絵本童話専門
1
地下から海、川、水蒸気となって空中高くまで、地球上のあらゆる水について科学的に説明を加えた。水をめぐる歴史、水の作用、水の利用と人間の文明との関わりまで。2024/02/06