出版社内容情報
小学一年生のかん太は、授業で漢字を習った。「木」が二本で「林」、「木」が三本で「森」、じゃあ「木」が四本なら? 考えているうちに森で遊ぶ動物たちをノートに書いてしまう。学校からの帰り道、公園の木を見て、習った字と思いついた字を書いてみる。すると、公園がジャングルに。植物がしげり、動物たちが姿を現し、かん太は冒険することに…。漢字のイメージをふくらませた少年が、動物たちとジャングルを冒険する絵童話。
内容説明
学校で、「森」の漢字が入る文を考えていた、かん太。でも、いつのまにかノートには動物のらくがき。帰り道の公園では、「木」のつく漢字を地面に書いてみた。そしたら公園が、なぜかジャングルに…!?漢字のイメージから想像した世界を冒険!
著者等紹介
おおぎやなぎちか[オオギヤナギチカ]
秋田県生まれ。全国児童文学同人誌連合会「季節風」同人。主な作品に、児童文芸新人賞『しゅるしゅるぱん』、児童文芸家協会賞「オオカミのお札」シリーズ、児童ペン賞企画賞「なみきビブリオバトル・ストーリー」シリーズ(共著)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おはなし会 芽ぶっく
13
学校で漢字を習ったかん太くんが、『木』という漢字で不思議な体験をする本。木→林→森→ジャングル!この発想、私も小さいころやりました。木がいっぱいになったらジャングルですよねぇ。私と違いかん太くんは地面に書くことで本当にジャングルに迷い込んでしまいましたが。小さなサルとの出会いが、違う楽しみをうんでます。2020/03/02
遠い日
11
漢字の「木」から広がる不思議な世界。習った漢字を練習帳に書くうちに、かん太の想像力がぐんぐん大きくなっていく。木、林、森。では、木が4つではなんになる?漢字と目の前の世界がリンクしていくおもしろさとどきどきと。ひとときの夢のような時間が残していった「本当」もある。漢字の世界にはまだまだ秘密がありそう。2020/02/01
ねこ
8
漢字からファンタジーの世界をうみだすとは! 読み終わると、ふしぎだけではなく、ほっこりとやさしいものが残ります。漢字を学び始めた子どもたちに、これからお兄ちゃん、お姉ちゃんになる子どもたちに、おすすめです♪2019/12/08
ほんわか・かめ
4
一年生漢字あるある(笑) 文字と世界が連動してお話がすすみます。 行きて帰りし物語。2020/03/05
tomo
3
木を2個かくとこうえんから林になるなんて、ぼくもそうやってみたくなりました。2021/07/20