出版社内容情報
気弱なマルチンが、妖精からもらった「まほうのたね」で、自分のにがてな、おねえさんや先生、近所のワルガキたちに立ち向かいます。
小学校低学年以上向き
内容説明
マルチンには、にがてなものがいろいろありました。でも、おばけかぼちゃのたねを、きれいな妖精にもらったおかげで、にがてなものがなくなります。にがてなものをふきとばしたいひとは、よんでみてね!小学初級以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いろ
19
タイトルに「かぼちゃおばけ」と付いているから,てっきりハロウィン絵本かと思ったけど,違ったw いじめられっ子の少年マルチン,心の成長物語。心に支えがあって,気持ちに余裕ができると,人は強くなれる。自分に自信を持ってゆとりある対応ができると,相手の出方も変わって来たり,相手に対する見方も変わったり。そういう事ってあるな~と思った。これですべてがうまくいくって程,世の中単純じゃないけど,こうやって少しでも上手く行く事が増えると,心が軽くなって,良い方向に進む加速がつくのかもしれない。7歳男児にも伝わったかな?2015/11/13
おはなし会 芽ぶっく
11
いじめられっこのマルチンは、夢で妖精からかぼちゃの種をもらいました。すると苦手な物がなくなり、マルチンは、逞しい少年へと変わっていきます…。2020/05/31
なま
10
★3.5 『ラチとライオン』と同じテーマかな。絶対的に信じられる物があると人間強くなれる。それがぬいぐるみでもかぼちゃの種でも、誰かの言葉や、ただそばにいてくれるだけの人からでも。信頼する事ももちろん、誰かの勇気のもとにもなれる可能性も感じさせてくれる。9分2021/10/18
mari
8
ハロウィーン関連の豆知識は全く含まれていませんが、かぼちゃの季節に是非読みたいと思いました。こういう成長物語、いいですね♪2018/06/12
ちみたんママ
7
〈息子食いつき度〉★★★☆☆〈私気に入り度〉★★★★☆ 自分の強さに気づいた人は、人に優しく楽しい時間を生きられる。私自身が読んでよかったと思える本でした。4歳息子は一応最後まで聞いてくれたけど…文字数も多かったし、マルチンがなぜああいう選択をしたのか、まだわかってないかな。いつかわかってくれたらいいけど。来年か、小学校に入学したくらいにまた一緒に読もう。2020/11/04