内容説明
中世的な都市共同体から、どのように近代都市が成立してきたか?ドイツ西部の数都市に焦点を合わせて、経済・政治・社会の3局面から分析を加え、ことに社会層構成の変動、人口流動、市民的結社の変容などを精細に究明して、社会経済史・都市論・社会史研究に新しい視角を提示する。
目次
第1部 市民共同体の動謡(都市の“復興”;19世紀前半の都市社会構造;1848―49年の都市反乱)
第2部 19世紀後半における都市の開放(人口流入と都市の膨張;都市人口の社会層構成;結社の発展と市民自治;市民的公共と労働者)