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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
30
1983年初版。今日のリハビリテーション概念を構築する基礎となった重要な文献です。著者は、「リハビリテーションとは障害者が人間らしく生きる権利の回復、すなわり『全人的復権』にほかならない」と指摘します。ただ単なる訓練ではなく、人びとの生存権保障を根底にすえ、人権・権利としてリハビリテーションを捉えたものです。そしてリハビリテーションを通じての自立を考えます。それは他人のための自立ではなく本人にとっての自立でなければなりません。今日、自立が社会から強制されているなかで重要な指摘だと思いました。2017/06/25