内容説明
日本古代の国道は、現代の高速道路に類似した「まっすぐで、幅の広い」計画道路だった!「よりはやく、より安全な」道路をめざした古代人の創意工夫を、考古学の成果から明らかにする。
目次
道路と考古学
第1部 道路とはなにか(なぜ道路がつくられるようになったのか;道路の誕生;頑丈な道路をめざして ほか)
第2部 「より近く、より速い」道路の出現(発掘調査で見つかる道路の時期はどのようにして決定するのか;奈良盆地にあらわれたまっすぐな道路網―南北三道と横大路;スジカイ道 斜方向のまっすぐな道路)
第3部 全国をつなぐ道路網(古墳時代の国道を復元する;交通制度の確立「駅伝制」と七道駅路;「駅路=古代のハイウェイ」の成立 ほか)
古代の道路と現在の道路
著者等紹介
近江俊秀[オウミトシヒデ]
1966年宮城県石巻市生まれ。1988年奈良大学文学部文化財学科卒業。現在、奈良県立橿原考古学研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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