出版社内容情報
築主義やポストモダンなど主観主義的・相対主義的な社会理論に対抗。ギデンズの構造化理論をも批判し社会関係の動態把握をめざす。
内容説明
方法論的個人主義と方法論的集合主義の対立とその閉塞状況を打破し、実践的にも応用可能な社会の動態把握をめざす理論モデル=形態生成論を提唱。ギデンズ理論を根本的に批判する。
目次
社会の錯綜する事実
第1部 構造とエイジェンシーの諸問題:四つのオルタナティヴな解決(個人主義対集合主義:論争の用語への問い直し;構造とエイジェンシーを結びつける時間;融合と中心的合成論;実在論と形態生成論)
第2部 形態生成サイクル(分析的二元論:形態生成論アプローチの基礎;構造的条件づけと文化的条件づけ;エイジェンシーの形態生成;社会的エラボレーション)
著者等紹介
アーチャー,マーガレット・S.[アーチャー,マーガレットS.][Archer,Margaret S.]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業。現ウォーリック大学社会学部教授(社会学)。1986年から1990年まで、国際社会学会会長
佐藤春吉[サトウハルキチ]
1950年生まれ。立命館大学産業社会学部教授(社会学、社会哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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