内容説明
茂木健一郎はうすっぺらな現代のスカなアート・文学・サイエンスが大嫌い!怒りの爆発は、自らの「芸風」と言ってはばからない脳科学者のとどまることを知らぬ活字のほとばしり―ここまで書いてしまっていいのか。濃厚なクオリア体験を求めて、現代を疾走する脳科学者の日常を共に味わい、ひらめきのヒントを得る格好のテキスト。
目次
脳のひらめきは“爆発”だ―それは私の芸風である
人生をひらめかせる脳
セレンディピティ(掘り出し物)にひらめく脳
ブンガクでひらめく脳
脳がひらめく視点
「脳を鍛えるドリル」では、脳はけっしてひらめかない!
なぜ現代は「スカ」なのか―一リットルの脳内現象からの脱出
「虫」の世界は“脳”にとって最高に贅沢なもの
アメリカ村のスピリットにいとも簡単に感染する“脳”
ゴマカシを見逃すな―ソウル・サーチングで脳をひらめかせろ!〔ほか〕
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)。1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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