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内容説明
愛する人々を戦いの中で失い、世俗に背を向けていたスーク。だが乱世の激動は彼を再び戦いの渦に巻き込んでいく。ボナベナ帝国皇帝の退位を機に、帝国を二分する大決戦が始まったのだ。武将アシャワンの要請を受けたスークは鋼馬軍団を指揮、愛馬『ヴァロ』とともに戦場へと赴く。戦乱の中、再会を果たした少女フィオとの愛の行方は?数奇な運命に翻弄され続けてきたスークの旅の終わりとは…。安彦良和が描く異世界ファンタジー、感動のシリーズ最終章。巻末に外伝を初めて単行本に収録した完全版。
著者等紹介
安彦良和[ヤスヒコヨシカズ]
1947年、北海道生まれ。漫画家。虫プロダクション、創映社などを経て、現在に至る。アニメーションの分野では、「勇者ライディーン」のキャラクター&メカデザイン、「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン、「巨神ゴーグ」の監督を手がけたことなどで知られる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
2
ついに最終巻まできました。自分の記憶通りのラストだったので少しばかり自分の記憶力に安心しております。上がったり流されたりの主人公スークは自分の正義感を貫いて…市井の人のために戦った…というか最後は玉突き、いや伝書鳩みたいな扱いにも耐えます。そして最後は若くして隠棲した、ようですが…こんなフィオみたいな女性は都合よすぎんかね~ あと最初にローマ時代みたいと書きましたが実はモンゴル帝国に近いかもしれませんね。安彦良和さんが馬が好きだ!というのが良く伝わってきました。ということは、ガンダムも“馬“なのか???ま2008/08/18
ちぬ
2
かなり壮大な大河小説に思えるけど、たった五巻で完結。展開はやっ! 王道は王道でもちょっと違う気がした。最後まで栄誉を固辞したのが良かったかも。王様になってメデタシメデタシじゃないのが他のと違った。似たような大河だと千葉暁の聖刻シリーズがあるけど、あっちは何年経っても作者の文章力がお粗末なのが侘しいけど、鋼馬章伝のいい所は駆け足のストーリーに大きな違和感を感じないように巧く纏められてる所、文章力も遥かに上。2011/02/08