徳間デュアル文庫<br> ディアナ・ディア・ディアス

徳間デュアル文庫
ディアナ・ディア・ディアス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 378p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784199050428
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

神話は語る―二面神ディアナ・ディア・ディアスのふたつの顔。女がディアナ、男がディアス。けして見つめ合えないディアナとディアスの意見が一致するのはただ一度、この世が終わるときのみだ、と。南の国の王位、それは純粋なる“高貴なる血”を継ぐものだけが就くことが出来る特別な座であった。兄リュドーサの突然の死によって、王位に就くことになったカトゥサ。それは果たして正しき“運命”だったのか…。時の流れは悲劇をつむぎ、やがて解きほぐす―SFファンタジーの名作。

著者等紹介

新井素子[アライモトコ]
1960年8月8日、東京都生まれ。立教大学文学部独文科卒業。高校在学中に書いた「あたしの中の…」で第1回奇想天外SF新人賞佳作受賞。代表作は『チグリスとユーフラテス』(第20回日本SF大賞受賞)『グリーン・レクイエム』(第12回星雲賞受賞)『結婚物語』など多数。趣味は読書とぬいぐるみ集め
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yumikoit

4
古本屋で突如衝動買い。なつかしい。「絶句」既読の2号が、関係を聞いてきたので軽く解説してやる。ラビリンスも名作に入ると思う。2014/03/05

U

3
ディア。あまりにもその運命の円環は紡がれすぎる。怒濤のような語り口に夢中になって読みました。読後に残る不思議な虚脱感。のちのプシケの記述に、はたして、カトゥサは長齢ではなかったのかと思ったり。狂気。手遅れ、あるいは自覚的な気狂いでもあるような。哀れなほどディアでありながら、狂うほど愛を求めている。トリューサとディアナのカップル(というと何か違いますが……)がすごい好みだったのでティークに対する殺意半端ない。ある種ディアナは気位高い系ツンデレ、なんだけどそれだけと言い切れない要素がディアなのだろう。2014/10/10

シュエパイ

3
本当に恐がっていたのは、誰だったのか。どうすればよかったのか、どうにもできなかったのか、それも含めてディアなのか、と。あぁ、昔、初めて(コバルトか何かで)この物語を手にした日の私は、何を思ったのか。どうして思い出せないんだろう。2011/05/03

butabuta

2
トリューサに一言でも好きっていっとけばよかったのになぁ2011/06/15

かなた

1
わたしの核心に近い。けど、もう三手間ほしいところ。でも新井素子漁ろうって気になりました。借り物でした。草原は浪漫です。ロマン。(でも本舞台じゃない)あとがきが残念だけど、それは夢を売るラノベに慣れたわたしのせい。普通の作家さんはだいたいこんなもんかなあっと思います。口調がむかしのコバルトっぽい?書き口もなにやら懐かしい気がして。いいなあ2011/11/26

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