徳間文庫<br> まぼろしのお好み焼きソース

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徳間文庫
まぼろしのお好み焼きソース

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198941796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

神戸を舞台に描くB級グルメ小説。テーマは、お好み焼きに欠かせないソース。ドタバタしつつも助け合う町の人たちの人情小説。お好み焼きの命ともいうべきソース。夫婦二人でソースを作っていた町工場。奥さんの体調不良と借金がかさんで閉店になりそうになった。そこで立ち上がったのは意外な人物で……。神戸を舞台に、様々な職種の人たちが絡み合う人情小説、2ヵ月連続の書き下ろし第2弾。

松宮宏[マツミヤヒロシ]
1957年大阪生まれ。大阪市立大学文学部卒業後、アパレルやデザインの仕事に携わる。2006年『こいわらい』で作家デビュー。

内容説明

粉もん発祥の地・神戸には、ソースを作るメーカーが何社もあり、それぞれがお好み焼き用、焼きそば用、たこ焼き用など、たくさんの種類を販売している。それを数種類ブレンドし、かすを入れたのが、長田地区のお好み焼き。人気店「駒」でも同じだが、店で使用するソース会社が経営の危機に陥った。高利貸し、ヤクザ、人情篤い任侠、おまけにB級グルメ選手権の地方選抜が絡んで…。

著者等紹介

松宮宏[マツミヤヒロシ]
大阪生まれ。大阪市立大学文学部卒業後、アパレルやデザインの仕事に携わる。2006年、『こいわらい』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mr.lupin

51
先に読了した「さすらいのマイナンバー」の続編だが、この作品もメッチャ面白かった。神戸の長田地区のお好み焼き屋で使用している夫婦で営んでいるソース会社が経営の窮地に立たされた。何とか経営を再生しようとするが… 高利貸し、ヤクザ、人情篤い任侠者、おまけにB級グルメの選手権の地方予選も絡んで、前作のようにバタバタするかと思いきやもっと人間味溢れる内容で、終盤にかけてホロッとするような一幕も。お好み焼きとか焼きそばとかが、食べたくなってきたな~ ☆☆☆☆☆2020/12/05

優希

50
神戸には様々なソースを作るメーカーが何社かあるのですね。物語ではお好み焼きが軸になっていますが、任侠の世界の色も濃く、ちょっと興ざめしてしまいました。B級グルメをもっと味わいたかったです。2020/07/31

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

47
タイトルと表紙、そしてあらすじに惹かれて、たまたま手に取ったが、読んで大正解だった!「おいしいものにまつわるお話を読みたい!」という想いで借りたが、想像以上に壮大な物語で、色んな側面から楽しめた。神戸の長田を舞台にしているというだけあって、リアリティもあり、親近感もひとしおだった。おいしいもので街を再生させ、そこで暮らす人たちが生き生きと働けるように、智恵(アイディア)や勇気を出し合う姿は、素敵だった☆2018/04/26

ジュール リブレ

39
まぼろしのパン屋、を読んで、三部作というので探してました。二作目の さすらいのマイナンバー は、絶版中で、図書館にもなく、未読ですが、三作目のこの本は、文庫で見つけました。ラッキー! 富士宮焼そば好きな女性教員が、神戸・長田小学校に赴任するところから始まるソースにまつわる人情話。粉ものの世界は、全くわからないんだけど、なんだか引き込まれました。特製レシピのそば焼き、食べてみたくなった。2018/09/02

Walhalla

34
松宮宏さんの『神戸3部作』の3作目になります。物語の中心はやはり神戸のB級グルメですが、粉もんには欠かせない地元のソースが味の決め手ですね。日本のソースの歴史は神戸から始まったとも言われているそうで、今でも個性豊かなメーカーが多数存在しているそうです。また、期間限定ながら、著者は物語の舞台の長田区で文芸カフェを営むなどしていたそうです。作品の内容もそうですが、地元愛を感じますね。2021/12/02

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